レアル・ソシエダの久保建英は今夏の去就が注目されている。先日、代理人を変更した直後には、アーセナルやリバプールからの関心が取り沙汰された。

　そのプレミア名門２クラブは最優先ターゲットではなく、一部では「撤退」とも報じられているものの、スペインメディア『Que』は６月１日、次のように伝えた。

「アーセナルはマルティン・スビメンディを6000万ユーロで獲得したのに加え、クボについても同様の契約を結ぶ予定だ。アーセナルは今夏、２人の選手に約１億2000万ユーロを費やす可能性がある」

　同メディアは、「この日本人ストライカーは、数字の面で最も輝かしいシーズンを過ごしたわけではないが、チームの試合に対する彼の貢献は、サン・セバスティアンと国外の両方で高く評価され続けている」とし、こう続けている。

「最初にマルティン・ウーデゴー、そして昨夏にミケル・メリーノを獲得して以来、アーセナルはレアル・ソシエダにとって本当に頭痛の種となっており、その勢いが衰える気配は全く見られない。マルティン・スビメンディに続いて、ブカヨ・サカの負傷した場合のチームを強化するのに理想的な選手としてクボが考えられている」

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　また、英メディア『FOOTBALL FANCAST』は、「ザネよりも優れている。アーセナルが5000万ポンドのスター選手獲得を交渉中」と題した記事を掲載。アーセナルがバイエルンのドイツ代表FWレロイ・ザネも狙っていると伝えつつ、「アルテタ監督はそれを避け、代わりにクボを獲得するべきだ。なぜなら、この日本代表選手は多くの重要な分野でザネを上回っているからだ」と主張している。

「元バルセロナ監督のシャビから『ワールドクラス』と評されたソシエダのスター選手は、今シーズンの得点数は減ったかもしれないが、枠内シュート率が向上し、彼が持つ決定力の高さを示している。彼はまた、プログレッシブ・キャリーとテイクオンの成功数でも上回っており、足下にボールを持ち、相手に向かって走る際の彼の脅威を浮き彫りにしている」

「クボの優位性はそれだけに留まらず、90分当たりのクロス成功数やファイナルサードへのパス数が増加し、攻撃エリアで他の選手をサポートする手段も持っている」

　同メディアは、「今夏の移籍金の差を考えると、ザネではなくクボを獲得するのは大胆な決断のように見えるかもしれないが、クボはラ・リーガでアルテタにとってより魅力的な選択肢であることを証明した」と強調した。

「彼はまた、バイエルンのスター選手より６歳若く、今後数か月以内にエミレーツへの5000万ポンドの移籍が成立すれば、爆発的な活躍をする可能性を秘めている」

　果たして、23歳レフティはステップアップ移籍をするのか。その動向から目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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