現地４月29日、チャンピオンズリーグ（CL）の準決勝第１レグでパリ・サンジェルマンは敵地エミレーツでアーセナルと対戦。４分にウスマンヌ・デンべレが奪ったゴールを守り切り、１－０で勝利を飾った。

　この試合で決定的なセーブを連発し、チームのクリーンシートに貢献したのがイタリア代表のGKジャンルイジ・ドンナルンマだ。

　45分にマイルズ・ルイス＝スケリーのスルーパスに抜け出したガブリエウ・マルティネッリがボックス左から狙ったシュートを左手一本でセーブすれば、56分には、レアンドロ・トロサールと１対１になるピンチを迎えるも、ボックス左からの強烈な一撃をまたしても横っ飛びで弾き出して見せた。
【動画】両軍のGKが見せたスーパーセーブ

　二度の決定機を防いだドンナルンマに、パリSGのルイス・エンリケ監督は『Amazon Prime Video』のインタビューで、「セットプレーが強い相手に対し、ドンナルンマのような“巨人”の存在は心強かった」と振り返り、左CBでフル出場したウィリアン・パチョも「彼の活躍が僕たちに自信を与えてくれた」と賛辞を惜しまなかった。

　この試合のプレーヤー・オブ・ザ・マッチ（POTM）に輝いたヴィティーニャは、「彼は素晴らしい試合をした」と称賛し、自身のインスタグラムに「真のMVP」というコメントを添えてドンナルンマにPOTMのトロフィーを持たせた写真をアップしている。

　このイタリア代表GKを讃える声は味方だけにとどまらず、アーセナルのGKダビド・ラヤも同メディアのインタビューで「チャンスは何個かあったけどドンナルンマが素晴らしかった」と脱帽した。
　
　準決勝の第２レグは５月７日、本拠地パルク・デ・フランスで行なわれる。第１レグのアドバンテージを活かし、５年ぶりの決勝進出を果たせるか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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