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「今のままではどこにも勝てない」130位と衝撃ドロー。韓国メディアが“日本と対戦したい”クリンスマン監督をバッサリ【アジア杯】

カテゴリ:国際大会

サッカーダイジェストWeb編集部

2024年01月26日

「サウジやタイ相手に恥をかかないために――」

試合後、浮かない表情を見せるソン・フンミン(7番)。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

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 韓国は1月25日、アジアカップのグループE最終節でマレーシアと対戦。3-3のドローに終わり、首位通過を逃した。この結果、ラウンド16での対戦相手はD組2位の日本ではなく、サウジアラビアとタイが上位を争うF組の1位となった。

 試合内容は壮絶そのものだった。21分にチョン・ウヨンが幸先良く先制点を奪った後、痛恨の逆転を許すも、83分にイ・ガンインのFKから追いつくと、90+3分にソン・フンミンのPKで3-2とする。しかし、このままでは終わらない。

 VARチェックなどに時間を要した関係でアディショナルタイムが長く取られるなか、90+15分に衝撃の被弾。最終節前までノーゴールだったマレーシアに結局3発を叩き込まれ、まさかの結末を迎えたのだ。

 厳しい戦いぶりを受け、韓国メディア『InterFootball』は「『日本と対戦したい』クリンスマン...いったいどんな自信だったのか?」と題した記事を掲載。ユルゲン・クリンスマン監督の過去の発言に光を当て、疑問を投げかけている。

「宿命の日韓戦が16強で実現しそうになったが、試合終了2分前に運命がひっくり返った。韓国はE組2位、日本はD組2位でグループステージを突破した。韓国はF組1位とラウンド16で出会う。サウジアラビアかタイだ。

 クリンスマンは今大会のメンバー発表会見で、日本と対戦したいと何度も口にした。『日本は我々のライバルだ。とても特別な試合になると思う。特別で楽しみだ。決勝での対戦を希望する。ぜひ実現してほしい。日本の試合は常に見ている。ここ数年、成長が顕著なライバルなので期待している』と言い、強い意志を示していたのだ」
【動画】バイエルンDFキム・ミンジェが振り切られ…今大会ノーゴールだったマレーシア相手に衝撃の失点
『InterFootball』はこの発言をバッサリ。「自信がどこから来るのか疑問だ」と吐き捨てるように伝えた。

「組織力はFIFAランキング130位のマレーシアよりも劣る印象だった。韓国が64年ぶりのアジアカップ優勝を叫ぶほど強い戦力を保有していても、チームとしての組織力がこの程度というのは、監督の問題だとしか思えない。

 クリンスマンはラウンド16の相手を分析する前に、韓国の選手たちの長所をどう活かすかをもっと考えなければならない。現在のパフォーマンスでは、どこにも勝てなくてもおかしくない。サウジアラビアやタイ相手に恥をかかないために、劇的な改善が急務だ」
 
 ドイツ人指揮官への信頼は大きく揺らいでいる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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