Jデビューを飾ったA・ロペス。シュート精度は低かったが、その積極性は買いたい。

【警告】G大阪=東口(69分) 広島=なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】阿部浩之(G大阪)

今夏に加入したA・ロペス(44番)がJデビュー。左足から強烈なシュートを何度も放ち、精度こそ欠いたものの、デビュー戦としては上々の存在感を放った。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)
18 柏 好文 5.5
18分にカウンターで持ち上がり、絶妙なパスをP・ウタカに通す(シュートは惜しくもGK正面)。以降も仕掛ける場面はあったが、米倉の粘り強い守備を打開できず。
31 宮吉拓実 5(65分OUT)
遠藤からボールを奪ってシュートに持ち込むなど、序盤は積極的な姿勢が光る。しかし、時間の経過とともに効果的な絡みが減り、パスを奪われて失点を招いた。
30 柴﨑晃誠 5.5
後半に押し込む時間帯もあったが、終わって見ればシュート0本。つなぎ役に徹した感があったとはいえ、意表を突くようなプレーはなく、やや低調な内容だった。
FW
9 ピーター・ウタカ 5
前線の基準点として機能し、ボールを巧みに収めて攻撃の流れを作り出した。その点は評価できる部分ものの、それ以上にチャンスを失ってブレーキになっただけに評価を下げた。
交代出場
MF
6 青山敏弘 6(58分IN)
投入直後から積極的に組み立てに関与すると、意図的に長いパスを通して相手を牽制。チーム全体にメッセージを送り、反撃ムードを作り上げた。
FW
44 アンデルソン・ロペス 6(65分IN)
今夏加入のブラジル人アタッカーがJデビュー。柔らかい左足のタッチでボールを収め、チャンスと見るや果敢にミドルも放つ。精度は低かったが、その積極性は買いたい。
FW
11 佐藤寿人 ―(76分IN)
中盤が間延びした影響でじっくり組み立てる余裕はなく、自身の特長を出しづらい状況が続いた。エリア内で勝負できないまま試合終了の笛が鳴った。
監督
森保 一 6
青山の投入でややチームは持ち直し、A・ロペスを初起用して攻撃がさらに加速。反撃体勢を整え、ゴールの雰囲気は漂っていたが、肝心のプレーの精度が伴わなかった。
取材・文:大木 勇(サッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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