【藤田俊哉の目】2013年には柿谷曜一朗がやってのけた… 代表の序列を覆すには?

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年12月13日

2013年大会では柿谷が3試合で3ゴールの活躍を見せてW杯の道を切り開いた。

2試合連続で決勝点に絡んでいる川又は、是が非でもゴールでアピールしたいところだ。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 次の韓国との第3戦は優勝をかけた一戦となる。まさに勝負どころのゲームで誰が“個の力”を発揮しアピールするのか。それこそがこの大会の一番のポイントになる。そこでチャンスを掴めなければ、候補止まりで終わってしまう。
 
 現状、チームの骨組みとなるメンバーは決まっているはずだ。半年前の段階でまだ決まっていなかったら、それこそ大問題だ。23人中19、20人くらいは決まっているとして、最後の椅子を手にするのは、今回のメンバーの中から3、4人といったところだろう。
 
 先月の欧州遠征メンバーから外された本田圭佑や岡崎慎司、香川真司だって調子を上げている。どう考えても、チャンピオンズ・リーグであのレアル・マドリーとの試合にスタメンで出場している選手が入らないはずがない。厳しい言い方かもしれないけれど、今回のJリーグ組は、ワールドカップ最終予選を戦ってきたトップグループと同じ土俵にあるとは言えない。
 
 だからこそ、代表チーム内の“序列”を覆すためには、誰もが納得するほどの分かりやすい“結果”を出すしかない。2013年大会で柿谷曜一朗が3試合で3ゴール・1アシストを奪って、そのまま翌年のブラジルへの道を切り開いたが、今大会を通して3試合で2点取れたら十分だろう。次の相手はライバル韓国。2大会ぶりの優勝が懸かった大一番でゴールを決めることができたら、ワールドカップのメンバー入りはぐっと近くはずだ。
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