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【柏】気付けば最下位との勝点差は4…。“寄せ切れない”“勝ち切れない”甘さの原因は?

カテゴリ:Jリーグ

小田智史(サッカーダイジェスト)

2015年06月04日

「勝点2を失ったのは今の自分たちの順位を物語っている」(大谷)

3失点中2点がサイドの選手に対する寄せの甘さが発端となったもの。キャプテンの大谷は「チームとして仕事を全うできていない」と状況を危惧する。 写真:徳原隆元

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「最後の失点の部分は、寄せ切れなかったと言えばそれまでだけど、それまではしっかり対応できたなかであそこでやられてしまうのは、『チームの勝負弱さ』という言葉だけで片付けてはいけないと思う。みんなが100以上のものを出した時に、勝利が転がり込まないというのは……悔しいというか、説明しがたい気持ち」
 
 試合後、工藤は憮然とした表情で心境を吐露した。
 
 振り返れば、4節の横浜戦でもクロスへの対応が甘くなったところを立て続けに突かれて逆転負けを喫しており、チームとして隙を与えたゲーム運びに問題があったと大谷は振り返る。
 
「最初の失点も、最後の失点ももったいないなさ過ぎる。いくら中に入って来ようが、クロスを上げさせなければいい。(選手が)上がってくることも想定しながら中はつかないといけないし、(3失点目は)ヘディングした選手に誰もついていなかった。90分責任を持ってプレーしても勝てるかどうかも分からないのに、今勝つことに慣れている浦和に対して隙を見せていては勝てない」
 
 そして、厳しい口調でこう続けた。
「なによりも結果。今日のようなゲームをホームで取って、ひとつのきっかけにしたかった自分たちにとって、失った勝点2はあまりに大きい。結果を出せなかったのがチームとしての弱さで、仕事を全うできなかったところは今のチームに足りない部分。勝つためにやらなくちゃいけない技術・戦術、それ以外で必要な部分が多いのかなと思う。今の順位にいる自分たちを物語っている」
 
 選手の意志統一がなされ、「去年までだったらやられていたようなところで、今日は守れていた」(西川)浦和とは対照的に、互いに声を掛け合いながらも形にし切れなかった。依然として1試合未消化とはいえ、最下位・新潟とはわずか4ポイント差の15位。厳しい現実を受け止めながら、この引き分けを今後の結果につなげるしかない。
 
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト)
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