【J新指揮官の肖像】岡山・長澤徹監督|泥臭く、頂上に旗を刺すことを目指して

カテゴリ:Jリーグ

2015年03月02日

就任会見では周囲のド肝を抜く。

監督就任会見では「私の使命は最後のアタック」とJ2初制覇を目標に掲げた。(C)2004 F.O.S.C.

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 その情熱的で真っ直ぐな指導を、クラブ最古参の竹田忠嗣はこう語る。「本当にサッカーが好きで、サッカーをよく知っているんだなってことを毎回のトレーニングから感じ取れる。それに、なによりテツさんは練習での熱さを求めている。ちょっとしたプレーでも、気を抜けない雰囲気がある」。
 
 また、FC東京時代に長澤コーチの指導を受けてきた加地亮は「コーチでも監督でもまったく変わらない。変わるのは簡単で、変わらないのは難しいことだと思いますけね」と笑いつつ、「テツさんは選手が自主性を持つようにしている。強制とかじゃなくて、ある程度の方向性を持たせて、あとは選手が自分たちで考えてやるという方針。なので、より選手がしっかりとしなきゃいけないと思います」とその印象について述べている。
 
 型にハマった指導はしない。選手個々の特長を見極め、その可能性を信じて、伸ばしていく。数多の選手が大成していく過程を間近で見てきたからこそ可能な指導方針だ。
 
 監督に就任してから最も強調しているのも『成長』というキーワードである。「ひとりで決着できる選手を高額で獲得するという考えは、このクラブにはありません。そうではなくて、選手が成長して覚醒していくパワーで勝負していく」。
 
 名コーチが勝負師としてどんな顔を見せるか――。その点に興味は集まるが、結果と向き合う覚悟もできている。就任会見では具体的な目標を語って周囲のド肝を抜いて見せた。
 
「岡山というクラブは積み重ねを続けています。ベースキャンプをしっかりと組み立てて少しずつ頂上に近づいている。そういうクラブです。よって、私の使命は最後のアタックのところ。要するに頂上に旗を刺すことになります」
 
 今季、岡山の新指揮官は果敢なアタックを見せてくれることだろう。
 
取材・文:寺田弘幸(フリーライター)

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