【ブンデス】ルールダービーで対戦した香川と内田。地元紙の評価は!?

カテゴリ:ワールド

山口裕平

2015年03月01日

2失点目に絡んだ内田は現地紙で低評価

攻撃になかなか参加できなかった内田。ただ、試合後には充実感を垣間見せた。(C) Getty Images

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 一方の内田は試合を通して守備に追われた。チーム最多のボールタッチ数を記録したとはいえ、ドルトムントのプレスが激しく思うようにボールをつなげなかった。序盤には相手SBの背後に飛び出すシーンもあったが、その後はなかなか攻撃参加する余裕がなかった。
 
 またチーム全体もドルトムントの迫力に押されたのか、前半の中盤以降は元気がなくなってしまった。なんとか無失点で耐え逆襲を狙ったが、78分に先制点されると、一気に崩れて計3失点。シュート数はドルトムントの30本に対し、わずか3本だった。
 
 内田は2失点目を自らの目の前でムヒタリアンに決められてしまった。先制された直後、チームが前掛かりになるなか、相手のショートカウンターに慌てて戻るも間に合わず。失点に絡んだこともあり現地紙『ビルド』による内田の評価はチームワーストタイの5点だった。
 
 だが、これでディ・マッテオ監督の内田への信頼が揺らぐようなことはないだろう。練習復帰が試合2日前と万全の状態でなくとも先発メンバーに起用した事実が、信頼の高さを物語っている。
 
 試合後、シャルケサポーターは0-3という結果に怒りを露わにし、ロッカールームに引き上げた選手たちの表情も浮かばなかった。しかし、ミックスゾーンに姿を見せた内田の表情は暗くなかった。当然悔しさは滲ませていたが、「いいね、ドルトムントのスタジアムでやるダービーは」と緊張感のある雰囲気のなかで戦えた充実感も垣間見せていた。
 
取材・文:山口裕平
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