とりわけ、失点場面に象徴される「ビルドアップ時におけるリズム」(DF前野貴徳)も、再開初戦となる徳島ヴォルティスとの四国ダービーを前に、可及的速やかに克服すべき課題となっている。
新システムを試した愛媛の課題は?
対する愛媛は従前の3-4-2-1システムではなく、ここ最近「中断期間中に選手個々の面で新しい発見もあったし、相手に対応できる形を考えていく」(川井健太監督)なかでチャレンジしている4-3-3を採用した。
ただし2本目途中まで引き気味の3トップ中央に入った横谷繁が「もっとボールを受けったかった」と振り返ったように、特に1本目では今治の守備網を崩し切れず。「フィジカル面で90分間闘う上で有意義なテストマッチ」と指揮官が評した収穫と同時に課題も少なくなかった。
とりわけ、失点場面に象徴される「ビルドアップ時におけるリズム」(DF前野貴徳)も、再開初戦となる徳島ヴォルティスとの四国ダービーを前に、可及的速やかに克服すべき課題となっている。
とりわけ、失点場面に象徴される「ビルドアップ時におけるリズム」(DF前野貴徳)も、再開初戦となる徳島ヴォルティスとの四国ダービーを前に、可及的速やかに克服すべき課題となっている。
かくして近未来に到達すべき上位ディビジョン、そして同県のライバルである愛媛に収穫多き白星を収めた今治。前回対戦から明らかに増した局面での激しさとゴールへの執念は評価に値する。これを自信に、開幕戦では前年までJ2を戦った岐阜に対しても臆せず向かっていくはずだ。
取材・文●寺下友徳(フリーライター)
取材・文●寺下友徳(フリーライター)