「カンボジア代表や自らのビジネスとの『兼業』に対する懸念があった」とコラムニストのウィリアムズ氏は言う
「本田のほうが、来豪が決まった時の一般的なインパクトはあった」と、入団決定時の世間へのインパクトの違いを語るのは、Aリーグ初の日本人選手としてプレー、帰国後、指導者の道を歩み、現在は横浜の監督通訳を務める今矢直城。「やはり、本田はW杯でプレーしたばかりの(ほぼ現役の)代表選手で、その存在も目立つ彼のことを知る人は多かった。小野は、そのフェイエノールトでの実績を知る人も少なくはなかったが、ファンの大半はWSWでの活躍で、その凄さを知った」という。
豪州有数のフットボール・コメンテーターとして人気のアンディー・ハーパーも同意見だ。
「小野は、(豪州の)AFC転籍前の日本のスター選手で、正直、豪州での知名度はそれほどではなかった。それでも、彼は新規参入のWSWで初年度からリーグ制覇と言う結果に大きく貢献してクラブのレジェンドになった。一方、本田は来豪前からすでにスター。代表で何度も渡り合っていたし、ACミランというビッグクラブでの経歴もあって、多くの人が本田を知っていた」
ハーパーは、ふたりの比較を以下のようにも語った。
豪州有数のフットボール・コメンテーターとして人気のアンディー・ハーパーも同意見だ。
「小野は、(豪州の)AFC転籍前の日本のスター選手で、正直、豪州での知名度はそれほどではなかった。それでも、彼は新規参入のWSWで初年度からリーグ制覇と言う結果に大きく貢献してクラブのレジェンドになった。一方、本田は来豪前からすでにスター。代表で何度も渡り合っていたし、ACミランというビッグクラブでの経歴もあって、多くの人が本田を知っていた」
ハーパーは、ふたりの比較を以下のようにも語った。
「彼らは明らかに違うタイプの選手。本田はよりパワフルで、小野はより繊細。本田は開幕4試合で大きな存在感を発揮して、非常にポジティブな結果を出している。小野も、最初は少し時間が掛かったが、チームとともに成長して大きな結果を引き寄せた」
豪州きってのアジア通で、自身も熱心なメルボルン・Vサポーターのフットボール・コラムニストのポール・ウィリアムズは、さらにもう一歩突っ込む。
「小野と本田のAリーグ挑戦には似通った点も多い。ともに入団が決まって大いに歓迎され、また、どちらに対しても少なからず『どの程度やれるか』との疑念もあった。小野には年齢面や直近のキャリア(清水での不遇)からの不安。本田に関してはカンボジア代表や自らのビジネスとの『兼業』に対する懸念だった」
それでも、ふたりがその実力を自らピッチ上で知らしめたことを評価する。
「ふたりとも自らのプレーで、(抱かれた)懸念を払拭して、すぐにクラブにとって得難い存在となった。小野は、WSWを優勝へと導いた。本田も、今の活躍を見る限り、メルボルン・Vを(小野がやったのと)同じ方向へと導いていると思う」
豪州きってのアジア通で、自身も熱心なメルボルン・Vサポーターのフットボール・コラムニストのポール・ウィリアムズは、さらにもう一歩突っ込む。
「小野と本田のAリーグ挑戦には似通った点も多い。ともに入団が決まって大いに歓迎され、また、どちらに対しても少なからず『どの程度やれるか』との疑念もあった。小野には年齢面や直近のキャリア(清水での不遇)からの不安。本田に関してはカンボジア代表や自らのビジネスとの『兼業』に対する懸念だった」
それでも、ふたりがその実力を自らピッチ上で知らしめたことを評価する。
「ふたりとも自らのプレーで、(抱かれた)懸念を払拭して、すぐにクラブにとって得難い存在となった。小野は、WSWを優勝へと導いた。本田も、今の活躍を見る限り、メルボルン・Vを(小野がやったのと)同じ方向へと導いていると思う」