W杯ライバル攻略法|緩いプレスがギリシャの泣きどころ

カテゴリ:日本代表

ソン・ジフン

2014年03月07日

中盤から出るスルーパスの質は高かった。

警戒が必要なのは、このサマラスなど高さと強さを持った前線。制空権を握られる分の悪さは覚悟すべきか。 (C) Getty Images

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 もっとも、プレッシングが機能しなかった一方で、フィジカルと攻撃力は優れていた。試合を通じてギリシャが放ったシュートは15本。6本だった韓国の2倍以上だ。コンスタンティノス・カツラニスの3本がチーム最多で、ゲオルギオス・サマラス、ディミトリオス・パパドプーロスが2本で続く。つまり、韓国に比べてさまざまな選手が攻撃に参加していたわけだ。ゴールポストに三度も嫌われる不運がなければ、試合の流れは変わっていたかもしれない。

 体格を利した空中戦は強かった。サマラス(193センチ)、コンスタンティノス・ミトログル(188センチ)の長身アタッカーは韓国ゴール前の制空権を握り、ホン・ジョンホとキム・ヨングォンのCBコンビを大いに悩ませた。

 アブラアム・パパドプロース、カツラニスが送るスルーパスも鋭かった。最終ラインの要ホン・ジョンホは、
「ゴールは決められなかったが、中盤から出るスルーパスの質がとても高かった」
 そう賛辞を贈ると、
「体格的に優れた最前線(ミトログル)を相手にしながら、サイドや2列目から切れ込んでくる選手とボールをチェックするのは大変だった」
 と明かし、日本への助言として次のように語った。
「ギリシャを相手にするチームは、ディフェンスラインと中盤との間隔を狭めながら、左右のスペースをケアすることが重要だ。スペースを理詰めで支配していくというよりも、スルーパス中心の攻撃パータンで、それが彼らの武器でもあるので、パスの出所をしっかりと押さえなければならない」

 ギリシャは決して技術的に優れたチームではない。緩くて遅い。ただ、高くて鋭い。この長所と短所を把握したうえで、十分な対策を準備しておけば、日本がギリシャに勝つ可能性は高いだろう。

 いや、もしかすると、日本とギリシャの力関係はもはや明確なのかもしれない。2004年の面影が微塵もない今のギリシャは、日本にとって恐れるに足りない。

【翻訳:慎武宏】
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