やはり別格の優良助っ人!負傷交代で明らかになった清水のFWドウグラスの存在感

カテゴリ:Jリーグ

前島芳雄

2018年08月12日

「今のところ80%ぐらいだけど、これからもっと上がってくる」

 川崎後はミックスゾーンに現われなかったが、試合前の時点で彼は次のように語っている。
 
「コンディションもだいぶ良くなってきて、今のところ80%ぐらいだけど、これからもっと上がってくると思います。周囲との連係も、もっと良くなっていくと思います。チームはしっかり団結できていますし、これからまだまだ成長できると感じているので、清水でタイトルを獲れる力をつけていきたいです」
 
 2010年から15年まで6年間日本でプレーし、ピッチ上では日本語でコミュニケーションがとれるし、日本のサッカーにも慣れている。チームのために献身的にプレーする意識も、周囲の選手を生かそうとする意識も強い。また、ブラジルの中でも北部の暑い地方の出身で、日本の夏にも慣れているので、猛暑をものともしない働きを見せている。
 
 今はまだホテル暮らしだが、近いうちに家族が来日する予定で、そうなれば生活も精神面も安定し、さらにコンディションが上がってくるだろう。
 
 清水に加入した当初から「また日本でプレーできて本当に嬉しい」という言葉を繰り返している超優良助っ人。一歩一歩着実に進化を続けている清水のサッカーをより成長させる意味でも、本当に良い補強ができたという印象が強い。
 
取材・文●前島芳雄(スポーツライター)
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