ブラジルW杯 日本戦の開催都市を巡る|クイアバ(6.24コロンビア戦)

カテゴリ:国際大会

2014年05月30日

ブラジル人から見ても親切で平和な街。

ギマラエス高原の有名な滝「花嫁のヴェール」。

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 ぼくはクイアバに4日間滞在したが、郊外の観光地に滝(「花嫁のヴェール」という美しい名前だった)を見に行ったとき、帰りのバスに乗り損ねた。停留所で手を挙げたのに、なぜか無視され、大平原の一本道に置き去りにされたのだ。
 
「まずいことになったなあ」と思ったぼくは、生まれて初めてヒッチハイクをすることにした。
 観光地だから、交通量はそこそこある。ただ、簡単にはいかないだろう、そう覚悟した矢先、あっさりと目の前にポンコツトラックが停まった。
 
「可哀そうな日本人がいたから停まったんだよ。これくらいの親切は当たり前じゃないか」
 そう言って豪快に笑う運転手は、やはりクイアバ出身。聞けばガンバ大阪やヴァンフォーレ甲府で活躍した、パウリーニョの幼なじみだという。
 クイアバ人は親切。パウリーニョもきっといい人に違いない。

クイアバの街並み。

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 この連載の第1回で、ぼくはレシフェは「ペリゴ(危険)な街」と書いた。これに倣うならクイアバは「親切の街」だ。ぼくが保証する。
 
 このヒッチハイク体験をサンパウロで知り合った人々に話すと、「ブラジルでヒッチハイクは危ないんだって!」と注意された。でも、その中にクイアバに行ったことがある人がいて、彼が「あの街だったら大丈夫だろうな」と言うと、みんな納得していた。
 
 そう、ブラジル人から見ても、クイアバは親切で平和な街なのだ。

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