「数か月はピッチに立てないだろうと」と仏メディア
この行き過ぎた行為が、過激さが売りのマルセイユ・サポーターに火を付けた。複数のサポーターがいきり立ち、フェンスを越えようと試みる。警備員がそれを封じ込め、マルセイユの仲間がエブラを制するなか、ベテラン左SBは「なにが望みだ! なにが望みだ!」と挑発。その後、どこからか入り込んだ数人のサポーターが至近距離で罵声を浴びせ、カラテキックが繰り出されてしまったのだ。
たしかに事件の経過を追うと、エブラに情状酌量の余地はあるのかもしれないが、暴力を振るった蛮行はなにがあっても許されない。『L’equipe』紙は「試合の管轄はUEFA(欧州サッカー連盟)だ。暴力と人種差別に対して確固たる態度を取ってきたこの国際組織が、看過できる問題ではないだろう」と論じ、「1995年、同じくファンに“カンフーキック”をしたエリック・カントナは、FA(イングランド・サッカー協会)から8か月の出場停止処分を受けた。エブラも少なくとも数か月はピッチに立てなくなるだろう」と予測した。
プロキャリアにおいてなにかと問題行動を起こしてきたエブラ。現在36歳で、今シーズンのマルセイユではリーグ戦とヨーロッパリーグ(予選を含む)を合わせてわずか9試合の出場にとどまっており、低調な出来に批判が集まっていた。フランス代表にはおよそ1年間、招集されていない。
マルセイユが契約解除する可能性が浮上し、現役引退の憶測も飛び交うなか、騒動はどのような展開を見せるのか。まずはUEFAやFFF(フランス・サッカー連盟)が下す懲罰の裁定に注目が集まる。
たしかに事件の経過を追うと、エブラに情状酌量の余地はあるのかもしれないが、暴力を振るった蛮行はなにがあっても許されない。『L’equipe』紙は「試合の管轄はUEFA(欧州サッカー連盟)だ。暴力と人種差別に対して確固たる態度を取ってきたこの国際組織が、看過できる問題ではないだろう」と論じ、「1995年、同じくファンに“カンフーキック”をしたエリック・カントナは、FA(イングランド・サッカー協会)から8か月の出場停止処分を受けた。エブラも少なくとも数か月はピッチに立てなくなるだろう」と予測した。
プロキャリアにおいてなにかと問題行動を起こしてきたエブラ。現在36歳で、今シーズンのマルセイユではリーグ戦とヨーロッパリーグ(予選を含む)を合わせてわずか9試合の出場にとどまっており、低調な出来に批判が集まっていた。フランス代表にはおよそ1年間、招集されていない。
マルセイユが契約解除する可能性が浮上し、現役引退の憶測も飛び交うなか、騒動はどのような展開を見せるのか。まずはUEFAやFFF(フランス・サッカー連盟)が下す懲罰の裁定に注目が集まる。