GSでは衝撃的だった上海上港のブラジル人トリオ。浦和はアウェーゴールを奪えるか

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年09月27日

「前回はオープンな展開になって個の力でやられた。後ろのリスクマネジメントが大事」(遠藤)

 上海上港は今回の対戦でも3人のブラジル人アタッカーを前面に押し出し、彼らの個の能力を拠り所に、ホームの大声援の後押しも受けて攻勢に出るはずだ。ブラジル人トリオとともに攻撃の一翼を担う中国代表FWのウー・レイの存在も侮れない。
 
 アウェー戦に臨む浦和としては序盤、ある程度守備的な戦いを強いられるのはやむを得ないとしても、敵の背後を狙いカウンターをちらつかせながら、上手く相手の勢いをいなしたいところだ。
 
 システムは4-3-3を採用する上海上港に対し、浦和はグループステージ時の3バックではなく、ここ数試合の主戦システムとなっている4-1-4-1が濃厚か。前日会見で、「前回はオープンな展開になって個の力でやられたので、そういうところでの後ろのリスクマネジメントが大事」と遠藤が話した通り、コンパクトネスを意識した戦いで、相手のキーマンたちにクオリティの高いスキルを発揮できるスペースを与えてはならない。
 
 直近のJ1リーグ27節の鳥栖戦(△2-2)では、鳥栖の田川亨介に素早くスペースに飛び出され、寄せ切れないままにふたつのゴールを許した。上海上港を相手に同じような対応をとれば間違いなく致命傷になるだろう。
 
 一方で守備面では上海上港にも隙はあるはずだ。広州恒大との第2レグ(※●1-5/2戦合計5-5からのPK戦勝利)が示すように、局面での激しさはあるが連係面にさほど緻密さはなく、浦和が持ち味とするコンビネーションプレーがうまくハマれば、崩すことも十分に可能だろう。また上海上港は、GKとCBの2枚が出場停止とあって、守備面に不安を抱えているのは間違いない。
 
 第2レグを考えれば、アウェーゴールも狙っていきたいところだ。準々決勝・川崎戦の大逆転も第1レグのアウェーゴールがあればこそだった。強敵には違いないが、恐れることなく立ち向かっていきたい。
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