【仙台】2年目の椎橋がプロ初得点! 市船の大先輩からのある言葉を忘れ「たぶんシメられます(笑)」

カテゴリ:Jリーグ

小林健志

2017年04月27日

市立船橋高のキャプテンとしてチームを牽引した男の姿。

 椎橋は市立船橋高で2年前にキャプテンを務め、昨シーズン仙台に加入したが、キャンプ前に右足関節内踝骨折遷延癒合という負傷が発覚。ほぼ丸一年をリハビリに費やした。
 
「昨年1年間は怪我でサッカーをやれていなかったので、ピッチに立った時感極まりました。いろんな人の支えでここに立ったのだと実感して、『今日はやってやるぞ』という想いで入ったのが結果につながったと思います」
 並々ならぬ思いが好結果につながった。
 
「昨年お世話になったトレーナーさんや、ドクター、通っていた神奈川の病院の理学療法士さんに良くしてもらいましたので、今日のことを伝えたいです」とリハビリ中お世話になった方々への感謝を忘れなかった椎橋。そして「あまり緊張はしません。やれることをイメージして整理して試合に臨めたので、落ち着いてゲームを作れたと思います。市立船橋の時、朝岡隆蔵監督から『お前緊張してるのか』といつも言われたのを思い出すので、そうした言葉が響いています」と堂々と答えた。お世話になった人への感謝を忘れない人間性と、物怖じしないハートの強さ。これぞ伝統の市立船橋高でキャプテンとしてチームを牽引した男の姿である。
 
 仙台にはその市立船橋高キャプテンの大先輩DF増嶋竜也がいる。増嶋から何かアドバイスを受けたかを聞くと「日々アドバイスをいただいているので特にありませんが、僕がやべっちFCのデジっちでやった『足元にお手元』にハマっているらしく、『点を取ったら絶対にやれ』と言われていました。忘れていたのでたぶん後でシメられます」。
 
 大先輩から試合後に“シメられた”かどうかは定かではないが、良き先輩にも恵まれ、プロとしての一歩を最高の形で踏み出した椎橋。「椎橋慧也という選手がいるぞ、ということをサポーターの皆さんにもっと知ってほしい」。そのためにはこの活躍をリーグ戦に何としてでもつなげたい。
 
取材・文:小林健志(フリーライター)
 
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