メディカル分野の専門家が【怪我予防】のメソッドを大公開!――膝の靭帯損傷編

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サッカーダイジェストWeb編集部

2016年07月26日

膝靭帯を守る予防トレーニング。

【レッグエクステンション】

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【ロシアンハムストリングス】

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■予防トレーニング
 
1)レッグエクステンション
 
 椅子に腰掛け、輪にした2本のチューブで足を固定する。上のチューブですねの骨をしっかりと押さえることが大切。この状態で片足につき10回ほど曲げ伸ばしを行なう。

2)ロシアンハムストリングス
 
 膝立ちの状態でパートナーに後ろからしっかりと支えてもらい、ハムストリングに力を入れながら、ゆっくりと上体を倒していく。ただし、かなり負荷がかかるので無理をしない範囲で行ないたい。

●「レッグエクステンション」と「ロシアンハムストリングス」の詳しい動画はこちらで。『サッカートラブルWeb読本』


■もし靭帯を損傷してしまったら(復帰までの流れ)
 
 内側側副靭帯損傷では、主に手術はせずに治療となるが、前十字靭帯断裂後はほとんどが手術となる。

 受傷後は、すぐにアイシングを行ないつつ固定する。その後、患部にできるだけ負担を掛けないように免荷をし、ドクターのもとで手術を受けるのが一般的だ。
 
 術後は病院で理学療法士、チームではトレーナーの指導を受けながらリハビリテーションを行なう。

 競技復帰までには6~8か月ほどを必要とする。大会や学校のスケジュールなどと調整し、いつ、どのような手術を受けるのかも考えたい。
 
 早期復帰を目指すには、筋力を取り戻すことが重要。柔らかいボールやクッションなどを膝の下に敷き、つぶすように動かす「クワードセッティング」や、座った状態で膝を曲げ伸ばしする「ヒールスライド」などが主な方法になる。

 また再受傷や2次的な怪我の予防のために、体幹を鍛えることも大切だ。
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