『EL NACIONAL.CAT』は「この過渡期のシナリオでは、クボがレバークーゼンの攻撃的アイデンティティを維持する鍵となるようだ」と主張している。

「アルグアシルは、レアル・ソシエダと2027年まで契約を結び、約6000万ユーロの契約解除金も設定されているこの日本人選手の移籍が容易でも安価でもないと認識している。しかし、レバークーゼンの財政的支援とアルグアシルの同選手に対する影響力が決定的な影響を及ぼす可能性がある」

　そして、「クボはラ・リーガで素晴らしいシーズンを送り、攻撃面でもオフ・ザ・ボールのパフォーマンスでもイマノル監督のチームをリードした。わずか23歳にして、レバークーゼンが彼に提供できる安定したチャンピオンズリーグのスポットライトに近づくための、競争力の飛躍の準備ができていることを証明した」と綴り、こう見解を続けている。

「しかしながら、レアル・ソシエダは彼の移籍を容易にするつもりはない。クラブはこの日本人選手を最も貴重な資産の一人と評価しており、契約解除金と同額のオファーが出されない限り、交渉は検討されない。さらに、トッテナムやナポリといったチームも同選手に興味を示しており、市場価値がさらに高まる可能性がある」
 

　記事は「最終合意には至っていないものの、アルグアシルが久保をレバークーゼンに移籍させることに興味を示していることは、日本人選手が彼の計画に与えた影響の明確な例だ。来たる夏の移籍市場は、この日本人ウインガーのキャリアにとって転機となるかもしれない。久保は師匠に従ってドイツへ行くつもりだろうか？」と締め括っている。

　まだシャビ・アロンソの去就も決まっていない段階ながら、驚きの移籍が実現する可能性もあるようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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