受傷直後は早めの「RICE処置」が肝心。痛みが落ち着いたら患部の可動域を戻す訓練から。
■復帰までの流れ
受傷直後はできる限り早めに「RICE処置」を行なう。RICE処置とはRest(安静)、Icing(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(拳上)の頭文字に由来しており、次のようなものだ。
Rest(安静)――受傷した患部を安静にすること。足首なら全く動かないように固定する。
Icing(冷却)――受傷した箇所は腫れて熱を持つので冷やす。同時に痛みも和らげる。
Compression(圧迫)――包帯などで内出血による腫れを抑える。腫れてしまうと、血流が悪くなるため筋肉組織の修復が鈍くなり、競技への復帰も遅くなってしまう。
Elevation(拳上)――台などを使って、受傷箇所を少しでも高い位置に置く。心臓よりも上が理想。
RICE処置の時間は、一般的に48~72時間と言われている。痛みが落ち着いてきたら少しずつ患部の関節可動域を戻す訓練に移行する。これを怠ると、後で走った際に、ふくらはぎにかかる負荷が大きくなり、また、足首が再び腫れる原因になることもある。
さらに筋力の回復にも努めたい。日常生活で痛みがなくなれば、サポーターを使用し、少しずつジョギングを始める。その際、速く走ったり、横に動いたりしながら、実際のサッカーの動作で、治り具合を確認しよう。
■予防トレーニング
受傷直後はできる限り早めに「RICE処置」を行なう。RICE処置とはRest(安静)、Icing(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(拳上)の頭文字に由来しており、次のようなものだ。
Rest(安静)――受傷した患部を安静にすること。足首なら全く動かないように固定する。
Icing(冷却)――受傷した箇所は腫れて熱を持つので冷やす。同時に痛みも和らげる。
Compression(圧迫)――包帯などで内出血による腫れを抑える。腫れてしまうと、血流が悪くなるため筋肉組織の修復が鈍くなり、競技への復帰も遅くなってしまう。
Elevation(拳上)――台などを使って、受傷箇所を少しでも高い位置に置く。心臓よりも上が理想。
RICE処置の時間は、一般的に48~72時間と言われている。痛みが落ち着いてきたら少しずつ患部の関節可動域を戻す訓練に移行する。これを怠ると、後で走った際に、ふくらはぎにかかる負荷が大きくなり、また、足首が再び腫れる原因になることもある。
さらに筋力の回復にも努めたい。日常生活で痛みがなくなれば、サポーターを使用し、少しずつジョギングを始める。その際、速く走ったり、横に動いたりしながら、実際のサッカーの動作で、治り具合を確認しよう。
■予防トレーニング

1)チューブトレーニング
足にチューブを写真1のようにかけ、つま先を少し斜めにし、その状態で足首を外側に動かす。今度は足をクロスさせ、チューブをかけて外側から内側へ傾ける。

2)カーフレイズ
写真2のように肩幅に足を開いて背筋を伸ばす。身体がブレないことを意識しながらつま先で立つ。この動作を繰り返す。