塩谷がオーバーエイジ内定を語る。リオ行きを決断させた世界大会への想い

カテゴリ:Jリーグ

小田智史(サッカーダイジェスト)

2016年06月16日

「リオ五輪は世界で今の自分がどこまで通用するのか試す良い機会」

広島でチームメイトの浅野(左)は、「パワーも厳しさも、1対1での強さもある。U-23でも見本となる選手だし、全体のレベルアップにつながる」と塩谷を歓迎する。 (C)Getty Images

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 普段はあまり緊張しない塩谷でも、「オーバーエイジ」での出場には、少なからずプレッシャーを感じるという。それでも、年齢の垣根を越えて、チーム一丸となって戦うために、自分のできることはすべてやる覚悟だ。
 
「あまり自分から引っ張っていくようなタイプではないし、少なからずプレッシャーはあります。でも、オーバーエイジで行くということで、戦力として期待されている分、チームの中心に立ってやらないといけない。(U-23代表世代は僕が)年上で遠慮するかもしれないので、こちらからどんどんコミュニケーションを取っていきたいなと。植田直通(鹿島)、遠藤航(浦和)、南野拓実(ザルツブルク)あたりはA代表で面識があるし、J1で対戦経験がある選手もいて、そこまで心配はしていません。CBでも、SBでもチームに必要とされるポジションでしっかりやりたいと思います」
 
 塩谷にとってリオ五輪は自分の現在地を測り、A代表定着を目指す足掛かりとしたい重要なイベントだ。
 
「世界で今の自分がどこまで通用するのか試す良い機会。A代表の試合も2試合経験させてもらっているんで、やれる自信はあります。オリンピックでは日本のために戦って、ロシア(ワールドカップ)に向けてしっかりアピールしたい」
 
 背負うべきものがまたひとつ増えた塩谷は、ここからさらなる成長曲線を描くはずだ。
 
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)

6月9日発売号のサッカーダイジェストは、「ヤングガンズ100」を特集。リオ五輪、ワールドカップアジア予選に向けて注目すべきヤングプレーヤーは? 92~99年生まれの選手を対象に100人ピックアップしました。インタビューでは、柏の伊東選手、浦和の関根選手が登場。またU-23日本代表企画では登録メンバー18人を大予想し、オーバーエイジ選考の近況に迫ります。クラブダイジェストでは、J3で好調の相模原を取り上げています。

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