一方でゲームの結果に関しては「受け入れがたい現実です」とコメント。そのうえで、「マレーシアが諦めずに奮闘する姿を見て、多くのことを感じました。失点が多いのは理想的ではない。攻守のすべての面で改善する必要があり、ひとつの問題ではなく、全体的な問題だと思う。戦術的な面よりも、メンタル面の改善が必要」と語り、「2018年のアジア大会でもグループステージで苦しみましたが、それを乗り越えてチームは逞しく成長しました（結果的に優勝）。悪い部分がグループステージで出るのは参考になるし、みんなにはもっと責任感を持ってプレーしてほしい」とチームメイトたちに注文をつけた。

　日韓戦が実現しなかった点について訊かれると、「マレーシアは今日、勝点１を得るに相応しい試合をしました。日本に勝ったイラクも勝利に値する内容だったと思います。誰もが日本と韓国は優勝候補だと言いますが、アジアカップでは決勝にたどり着くまでに難関がいくつも存在する。日本も韓国も必死に闘わなければならない。簡単な対戦相手などひとつもないんです」と私見を述べた。
 

　今大会で韓国代表がVARに悩まされていることに関しては、「VARのことならば一日中だって話せますよ」と軽くジョークを飛ばしつつ、「だからといって審判の判定は絶対です。異議を申し立てていいですが、判定は尊重しなければなりません」と言い切った。

　最後に「これからは毎試合が最後だと思って死力を尽くします。韓国の勝利にすべてを捧げる」と決意を新たにしたソン・フンミン。ラウンド16のサウジ戦でのパフォーマンスに注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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