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【セルジオ越後】明確な実力差があったカナダ戦。5連勝? まったく喜べないし、強化にもならないレベルの相手だった

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2023年10月14日

チュニジア戦で期待するのは...

南野は悪くなかった。ただ、得点を決めたかったね。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 カナダに勝って、森保ジャパンは5連勝。でも、9月に敵地でドイツに4-1で快勝した試合とは違って、今回は喜べないね。試合内容からすれば、4点でも少なかったと感じられるほどだったからね。

 伊東はもっと良いプレーができたはずだし、南野はそこそこ良かったけど決定機は決めておきたかった。中村は持ち前の決定力を発揮したけど、この相手だと結果を出しても同じポジションの三笘を脅かすのは難しいだろう。

 相手のレベルが低いと、どうしても良く見えてしまうもの。それで強くなったと錯覚してはダメだよ。

 ワールドカップの決勝トーナメントで対戦するようなレベルの国と戦ってこそ、本当の強化になる。その意味で、5連勝したけど、ドイツ以外の4チームは当てはまらないよね。強豪国を日本に呼ぶのは、なかなか難しいから、欧州での試合を増やすべきなのかもしれない。
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 次戦は17日にチュニジアと戦う。昨年、0-3で負けているし、カナダよりもFIFAランキングは上の29位だ。日本の強化のために、手強い相手であってほしい。カナダ戦は出番がなかった久保や守田も出るはず。どんな戦いをするか楽しみだね。

【著者プロフィール】
セルジオ越後(せるじお・えちご)/1945年7月28日生まれ、78歳。ブラジル・サンパウロ出身。日系ブラジル人。ブラジルではコリンチャンスやパウリスタなどでプレー。1972年に来日し、日本では藤和不動産サッカー部(現・湘南ベルマーレ)で活躍した。引退後は「さわやかサッカー教室」で全国を回り、サッカーの普及に努める。現在は解説者として、歯に衣着せぬ物言いで日本サッカーを鋭く斬る。

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