山口の推進力にスランプなし。まさにエンジン
ボランチは推進力のある浦和の伊藤敦樹と神戸の山口蛍。伊藤は11節の広島戦で1ゴール・1アシストの活躍を披露した。浦和の1点目、酒井宏樹に出したパスは繊細そのもの。大胆さと繊細さを兼ね備えたボランチで、日本代表に初選出された広島の川村拓夢とのマッチアップも非常に面白かった。
山口の推進力にスランプなし。ボールカットの勢いそのままにゴール前までスプリントすれば、チームに前向きの力を与えられる。好調神戸の原動力、まさにエンジンである。
中盤の右には横浜のヤン・マテウス。昨シーズン途中の加入だったが、今シーズンはフィット感が上がって、ゴールに関わるシーンで自身の技術やスピードを駆使することが増えた。5月は3ゴール・3アシスト。今後もさらに数字を伸ばしそうだ。
山口の推進力にスランプなし。ボールカットの勢いそのままにゴール前までスプリントすれば、チームに前向きの力を与えられる。好調神戸の原動力、まさにエンジンである。
中盤の右には横浜のヤン・マテウス。昨シーズン途中の加入だったが、今シーズンはフィット感が上がって、ゴールに関わるシーンで自身の技術やスピードを駆使することが増えた。5月は3ゴール・3アシスト。今後もさらに数字を伸ばしそうだ。
中盤の左には神戸の武藤嘉紀。ザ・エネルギッシュだ。一つひとつのプレーの強度や迫力がほかの選手と明らかに違う。攻撃だけでなく、前線からのプレスにもエネルギーを余すことなく放出。オンでもオフでも圧倒感がある。
FWの1人目は鹿島の鈴木優磨だ。むき出しの熱い闘争心が、プレーにダイレクトに伝わる漢。15節・鳥栖戦のアディッショナルタイムにヘディングで決めた同点弾は魂を感じた。ただ頭に当てるだけではなく、頭でゴールにねじ込むようなヘディングシュート。ピッチに出る前から闘争心が溢れて顔が怖い。その怖さがいいのだ!これから戦いの場に行くのに甘っちょろい顔をしている場合ではない。最近、やさしい大人が多い。だからこそ貴重だし魅力的だ。これからも燃え滾るような闘争心でゴールに向かってほしい。
そして、もう1人のFWで5月のMVPは神戸の大迫勇也。サッカー界積年の懸案事項、決定力不足の解決策を持つ漢。5ゴール・3アシストと得点に絡むだけでなく、空中戦、チャンスメイクなど、あらゆる場面で格の違いを見せつけた。
取材・文●平畠啓史
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