新潟の厳しいマークに苦しみ、宇佐美&パトリックの2トップは不発。

【警告】新潟=L・シルバ(31分)、舞行龍(53分) G大阪=パトリック(13分)、宇佐美(85分)
【退場】新潟=なし G大阪=なし
【MAN OF THE MATCH】指宿洋史(新潟)
【G大阪|採点・寸評】
GK
1 東口順昭 6
指宿のゴールはしてやられた感もあるが、間合いを詰めるシュートセーブを要所で披露し、守備を引き締めた。
DF
14 米倉恒貴 6
CKでニアサイドに入り、バックヘッドで同点ゴール。動きの鈍いチームの反撃ムードを一気に高めた。
5 丹羽大輝 5.5
戻りながらではあったが、伸ばした足にクロスが当たってオウンゴールを献上。試合の流れを決めた感もあり、悔やまれる。
8 岩下敬輔 5.5
寄せが甘く、ゴール前で新潟のコンビネーションに対応できず。2失点目もラインコントロールが曖昧だった。
4 藤春廣輝 5.5
攻撃参加は少なかったが、後半に決定的なクロスを倉田に通す。しかし肝心の守備は、2失点目の場面で指宿のマークを外した。
MF
15 今野泰幸 6.5
狙い澄ましたボール奪取で奮闘。得点に結び付かなかったが、相手ゴール前へのフリーランは効果的だった。
7 遠藤保仁 6.5
1ゴール・1アシストと抜群の存在感。セットプレーから流れを引き戻しており、その際の技術の高さが際立った。
13 阿部浩之 5.5
スピードを活かした縦への突破は、対面のコルテースにほぼ封じられた。チャンスに絡めないまま途中交代。
11 倉田 秋 5.5
後半、藤春のパスを受けると切り返してマークを外し、完全にフリーとなりながらシュートは枠外。決めるべき場面だった。
FW
39 宇佐美貴史 5.5
新潟の厳しい警戒網を突破できず。仕掛けも単発的で、シュートもわずか1本に抑えられた。
29 パトリック 5.5
後半はポジションを変えたが、マークを外し切れず。後半、カウンターから決定機もシュートを吹かす。
交代出場
MF
19 大森晃太郎 5.5
柔らかいボール扱いでコルテースをいなそうとした。決定機には至らなかったが、新潟のサイド攻撃の抑止には成功。
DF
22 オ・ジェソク 6
コルテースの縦への突進を食い止めるべくピッチに入る。粘り強い守備で貢献した。
MF
17 明神智和 -
遠藤との2ボランチで守備を引き締めるとともに、カウンター時にはゴールも狙った。
監督
長谷川健太 6
新潟より厳しい6連戦という日程ながら、先制されても動じず。様々な揺さぶりを掛けて引き分けに持ち込んだ。
取材・文:大中祐二(フリーライター)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

10分にオウンゴールで先制した新潟は、後半早々の2失点で逆転されるも、60分に指宿(11番)が2試合連続ゴール。これで試合は振り出しに戻り、その後は一進一退の攻防で痛み分けに終わった。(C)J.LEAGUE PHOTOS