J２リーグは７月11日、第22節の全11試合を各地で開催。終盤のゴールで引き分けに持ち込んだ磐田が首位を堅持。２位京都、４位新潟が揃って勝利し、勝点４差で３チームがひしめくデッドヒートが続いている。

　前節首位に躍り出た磐田は山口と敵地で対戦。２度リードを許す苦しい展開となる。12分に島屋八徳に決められ先制を許す。22分にCKから山本義道が振り出しに戻すが、80分に川井歩の得点で再びビハインドに。しかし85分、ルキアンに代えて投入されたファビアン・ゴンザレスが、ファーストタッチでシュートを決め、磐田が終盤にゲームを振り出しに戻す。その後も両チームチャンスを掴むものの、決定打を放てず、スコア２-２のまま試合終了を迎えた。磐田の連勝は「８」でストップするが、12試合負け無しも継続。勝点を48として首位をキープした。

　２位の京都は敵地で北九州に完勝した。３分に福岡慎平がこぼれ球を押し込み幸先よく先制。ピーター・ウタカを中心にチャンスを創出すると、76分、ウタカのポストプレーから武田将平が左足を振り抜きリードを広げる。このまま逃げ切った京都が２-０で勝利。勝点を47に積み上げ、首位磐田を１ポイント差で追走している。

　新潟はホームで栃木と対戦。今夏にレンタルで加入したGKオビ・パウエル・オビンナ、DF三國ケネディエブスらが先発した栃木の守備陣を翻弄し、華麗なパスワークから12分に高木善朗が先制弾を決める。31分にはサイドからの崩しを中央で再び高木がフィニッシュ。さらに65分は、ロメロ・フランクのポストプレーから谷口海斗が強烈なシュートを突き刺した。85分に相手にPKを献上するものの、矢野貴章のキックが外れ、３-０で完勝した。新潟は勝点を44とし、３位に浮上した。
 

　琉球はホームで相模原と対戦。スコアレスのまま迎えた67分、アウェーの相模原が相手ペナルティエリア左でFKを獲得すると、変化をつけてマイナスのパスを選択。走り込んだ藤本淳吾が地を這うシュートをゴール左に決め、相模原が待望の先制点を奪う。その後も琉球の攻撃をしのぎきり、今季３勝目をゲットした。６月１日に就任した高木琢也監督はリーグ戦初勝利となった。敗れた琉球は勝点43と足踏み。新潟に交わされ４位となった。

　その他、山形は山田康太の得点で松本を下し、甲府はメンデスのゴールで愛媛に勝利、水戸に先制された町田は、太田修介と鄭大世の後半の２得点で逆転勝利。

　また、長崎対大宮は終盤の黒川淳史のゴールで大宮が追いつき１-１のドロー。秋田対千葉は１-１、群馬と東京Vは２-２、金沢対岡山は０-０でそれぞれ引き分けに終わっている。

　第22節の結果は以下のとおり。

秋田 １-１ 千葉
山形 １-０ 松本
甲府 １-０ 愛媛
新潟 ３-０ 栃木
長崎 １-１ 大宮
琉球 ０-１ 相模原
群馬 ２-２ 東京V
金沢 ０-０ 岡山
山口 ２-２ 磐田
北九州 ０-２ 京都
町田 ２-１ 水戸

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構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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