６月５日、国際親善試合のU-24日本代表対U-24ガーナ代表が、ベスト電器スタジアムで行なわれ、前半から堂安律、久保建英らがゴールを決め、日本が６-０で大勝した。

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　オーバーエイジ枠としてチームに加わり、この試合フル出場した酒井宏樹は、「とにかく勝って、ディフェンダーとして０に抑えられたというのは良かった」と評価した一方で、「まだまだ連係不足というか、選手を知る事からどんどんやっていかないといけない」と課題も口にした。

　U-24代表では、国内組が合流したのも束の間、急遽組まれた６月３日のA代表戦にむけ札幌へ。さらに中１日でガーナ戦を戦うために福岡へ移動している。また悪天候も重なり、フライトやトレーニングスケジュールが変更された。そのため、これまでメンバー全員が揃っての「全体でのトレーニングというのは１回もなかった」という。

　そんななかで迎えたガーナ戦で酒井は、前半終了間際にチーム３点目となるオウンゴールを誘発し、同サイドにいた、A代表でも常連の堂安や久保を度々助ける働きを見せた。

「出来るだけ高い位置で攻撃に参加させてあげたかったので、あの（前線の）４人をなるべく下げないように、数的不利だったとしてもボランチと協力して、僕らふたりが（相手）３人を止められれば、（高い位置に残った選手たちが）カウンターの時に一気にスピードアップできるので、そういうところは試合前から話していました」と明かした。
 

　その一方で、「僕が悪いんですけど、イージーミスもちょこちょこありました」と反省。「出るタイミングだとか、そこのコンビネーションは問題なかった。ただ、オーバーエイジとして、もっともっとやらないといけない。もう２アシストくらいはできましたし、守備面でも１回抜かれたので、そこを１回も抜かれないようにしないと。そういう完璧を求められる立場だと思うので、そういう部分ではまだまだ完璧を追求していかないといけない」。そう厳しい言葉も並べた。

　そんな酒井から見ても、東京五輪世代の選手たちは、「国内組、国外関係なく、やっぱりポテンシャルの高い選手たちが多い」と評価し、「彼らのストロングを出し続けられるようにするのが、僕の役目だと思う」と決意を明かした。

　U-24日本代表は６月12日に、東京五輪本大会へのメンバー発表前最後の試合となるジャマイカ代表戦を豊田スタジアムで行なう。

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構成●サッカーダイジェストWeb編集部