Jリーグは４月24日、J１リーグの第11節の６試合を各地で開催。札幌厚別公園競技場で行なわれた北海道コンサドーレ札幌対ベガルタ仙台の一戦は、２-１で札幌が勝利した。

　９分、セットプレーから仙台が好機を得る。松下が至近距離から強烈なシュートを放ったが、札幌守備陣のブロックに阻まれる。得点には至らなかったが、16分のチャンスはモノにしてみせる。右サイドから間瀬がクロスを入れると、中で待つ加藤がダイレクトで合わせてネットを揺らす。

　ビハインドを背負った札幌は、テンポ良くボールを動かしながら反撃の糸口を探るが、思うようにフィニッシュに持ち込めない。逆に33分には仙台の加藤にポスト直撃の一撃を許し、肝を冷やす。

　前半の残り時間でともにゴールは生まれず。仙台の１点リードで折り返す。

　迎えた後半、50分に札幌のA・ロペスが思い切り良く左足を振り抜くが、これは枠を捉えず。１点を追う札幌がボールを握りながら攻め込む時間帯が増え、53分には駒井が強烈なミドルで狙う。良い流れのなかで、55分に同点弾を奪う。チャナティップのスルーパスに抜け出した小柏が、コースを突いたシュートを流し込み、試合を振り出しに戻す。

　その後はお互いに素早いトランジションを見せ合い、激しい攻防を繰り広げながら、次の１点を狙っていく。そして、試合を決めるゴールが生まれたのは88分。勝ち越したのは札幌。CKのチャンスにジェイが打点の高いヘッドで突き刺し、逆転弾を挙げる。
 

　試合はそのまま２-１でタイムアップ。札幌が４試合ぶりの勝利を掴み取った。

　札幌は28日にホームでルヴァンカップ・グループステージ第４節のアビスパ福岡戦を戦い、５月２日に敵地でJ１第12節の湘南ベルマーレ戦に挑む。仙台は28日にホームでルヴァンカップ・グループステージ第４節の横浜F・マリノス戦を戦い、５月１日にホームでJ１第12節の柏レイソル戦に挑む。

構成●サッカーダイジェストweb編集部