国際親善試合の日本代表対韓国代表の一戦が３月25日、日産スタジアムで19時20分のキックオフで行なわれている。

　日本は前線に大迫勇也を起用。1.5列目に南野拓実を配置し、2列目の左に鎌田大地、右に伊東純也が並び、ボランチは遠藤航と守田英正のコンビ。ディフェンスラインは右サイドバックに代表初招集の山根視来が初スタメンを飾り、左SBには佐々木翔。センターバックは吉田麻也と冨安健洋のコンビが起用された。GKは権田修一がゴールマウスに立った。

　日本は立ち上がりから主導権を握り韓国を押し込み、５分過ぎには左サイドをテンポの良い崩しで打開。大迫のポストプレーから佐々木へつなぐと、最後は鎌田がワンタッチでゴールを狙うがこれは惜しくも枠を外れた。

　その後もCKの流れから遠藤のヘディングシュートがクロスバーを叩くなど、惜しいシーンを作り出した日本は16分、ついに先制に成功する。ポゼッションで優位に立った日本は敵陣へ押し込み、ゴール前の混戦から大迫がヒールで前線へ流す。これに前線で攻め残っていた山根が反応して抜け出すと、右足一閃。強烈なシュートが韓国ゴールに突き刺さった。日本が山根の代表デビュー戦ゴールで幸先よく１点をリードする。
 

　日本はさらに21分、カウンターから右サイドのスペースに走り込んだ伊東にボールが渡ると、リズムよく中央へクロスを供給。後方から走り込んだ守田にはわずかに合わずネットを揺らすには至らない。

　しかし27分に日本が追加点をゲット。速攻を仕掛け、前線で大迫がボールを収めると駆け上がった鎌田がドリブルで持ち上がる。エリア内に侵入すると、対峙したキム・ヨングォンをフェイントで翻弄し、右足でゴール左へ流し込んだ。日本が２-０とリードを広げる。

　韓国は球際で再三激しいチャージを仕掛けるものの、日本の巧みなパスワークにいなされ、効果的な攻撃にはつながらない。結局、前半は日本が２-０とリードして終了した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】日本２－０韓国｜山根が代表初得点！鎌田の追加点で２点を先行して後半へと折り返す