3日間も練習やミーティングをボイコット
かつてJリーグでも異彩を放ったストライカーの動向が注目を集めている。元ブラジル代表FWのフッキだ。
現在34歳のフッキは、2005年2月から約3年間に渡って、川崎フロンターレ、コンサドーレ札幌、東京ヴェルディでプレー。その後にポルトへと移籍し、セレソンにも名を刻んだ名手だ。16年6月から上海上港に在籍していたが、契約満了となる今月31日に退団する意向を示していた。
そうした状況でフッキが見せたある振る舞いが物議を醸している。現地時間11月25日にカタールで開催されたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)・グループステージ第6節の横浜F・マリノス戦で、ヴィトール・ペレイラ監督に悪態をついたシーンである。
68分にリカルド・ロペスとの交代を命じられたフッキはこれに激高。ピッチサイドで握手を求めたポルトガル人監督に「あんたとはこれで終わりだ!」と言い放って、そのままロッカールームへと下がっていったのだ。
これがキッカケとなり、フッキとチームの間には大きな亀裂が生じているようだ。中国メディア『Titan』によれば、怒りの収まらない元セレソン戦士は3日間にわたって練習とミーティングへの参加をボイコット。夕食時にしかチームメイトと顔を合わさない「非常に危険な状態にあった」という。
現在34歳のフッキは、2005年2月から約3年間に渡って、川崎フロンターレ、コンサドーレ札幌、東京ヴェルディでプレー。その後にポルトへと移籍し、セレソンにも名を刻んだ名手だ。16年6月から上海上港に在籍していたが、契約満了となる今月31日に退団する意向を示していた。
そうした状況でフッキが見せたある振る舞いが物議を醸している。現地時間11月25日にカタールで開催されたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)・グループステージ第6節の横浜F・マリノス戦で、ヴィトール・ペレイラ監督に悪態をついたシーンである。
68分にリカルド・ロペスとの交代を命じられたフッキはこれに激高。ピッチサイドで握手を求めたポルトガル人監督に「あんたとはこれで終わりだ!」と言い放って、そのままロッカールームへと下がっていったのだ。
これがキッカケとなり、フッキとチームの間には大きな亀裂が生じているようだ。中国メディア『Titan』によれば、怒りの収まらない元セレソン戦士は3日間にわたって練習とミーティングへの参加をボイコット。夕食時にしかチームメイトと顔を合わさない「非常に危険な状態にあった」という。
同メディアは、11月30日に行なわれた練習でフッキがようやく合流したと報道。ペレイラ監督との確執も「解けている」としながら、「フッキの招いた狂気がチームに悪影響を及ぼした」と伝えている。
「フッキとの騒動の後に大きな批判にさらされたクラブは横浜に2-1と勝利した。だが、彼らは再び問題に直面している。16強に進出するためにあと一歩のところにいるが、和を乱しかねないフッキを再びプレーさせる責任を負い、そのリスクを犯すのか。ペレイラは決断を下さなければならない」
また、『Titan』によれば、中国版ツイッターとして知られる『微博(ウェイボー)』では、「フッキを再びプレーさせることに反対する声が渦巻いている」とし、コメントの一部を紹介している。
「どんな偉業を成し遂げようとも、クラブ以上の存在はない」
「悪質なリーダー」
「いつしかフッキは傲慢になってしまった」
「厳しく罰するべき。中国で稼ぎ過ぎておかしくなった」
「彼は権威を持ち過ぎた。監督を脅すのも楽なこと」
「鍛えすぎた年寄りだ」
「このワガママなベテランを誰が欲しいの?」
「もう日本に行くことすらできない」
今年いっぱいでの退団を発表した際には、自身のSNSで「中国サッカー界に対し、誇りや愛情、感謝、リスペクトの気持ちを表わしたい」と綴っていたフッキだが、ファンに愛想をつかされての喧嘩別れは避けられなさそうだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部