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「確率は100%」久保建英のELスタメンを番記者が断言!批判を浴び続けた指揮官が“温めてきたプラン”とは?【現地発】

カテゴリ:海外日本人

ハビエル・マタ

2020年10月22日

エメリ監督にとっては描いていた青写真通り

エメリ監督はELでついに久保を先発起用するようだ。 (C)Mutsu FOTOGRAFIA

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 ついにタケ・クボ(久保建英)にスタメン出場の機会が巡ってくる。シーズンが開幕してから1か月余り、タケの起用を巡って様々な意見が駆け巡り、大論争に発展していた。とりわけレンタル元のレアル・マドリー寄りのメディアが限定的な出場機会しか与えないウナイ・エメリ監督を激しく糾弾し、その火の粉は、クラブはもちろん、ビジャレアルの選手たち、そしてタケ自身にも降りかかる事態となっていた。

 たしかに6試合を終えてトータルの出場時間は80分。先発出場の機会はゼロで、1試合平均にすると15分にも満たない。鳴り物入りで入団した新戦力としては少ないと見る向きはあるだろう。しかしエメリ監督にとって、これは開幕前から想定していた事態であり、思い描いていた青写真を実行に移しているに過ぎない。

 序盤は既存戦力を重用し、実際、タケが主戦場とする2列目もジェラール・モレーノ、モイ・ゴメス、サミュエル・チュクウェゼといった昨シーズンからの残留組が優先的に出場。タケに課された役割は後半に投入するスーパーサブだった。

 まずはもともといたメンバーを軸にチームの骨格を固めながら、若手や新戦力を肉付けする。そこに例外はなくタケの場合も定期的に出番を与えながら、ヨーロッパリーグの開幕に合わせてチームの戦術に適応していってもらう。エメリ監督の掲げるプランには特に何の変哲もない。

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 しかも指揮官はメディアの前で繰り返しその自らの考えを明らかにし、タケのような若手に早急な結果を求める危険性を訴えることで事態の鎮静化に努めたものの、騒動は収まる気配はなかった。それどころかタケの活躍を1日でも早く見たいという自らの利害を最優先にするマドリー寄りのメディアはこの定石通りの采配を潔しとすることはなく、周囲からの風当たりは日増しに激しさを増すばかりであった。

 しかしエメリ監督は動じることなく、タケは途中出場という形で実戦経験を積み重ねていった。そして現地時間の22日、つまり今夜、ホームにシワススポル(トルコ)を迎え、両者が当面の照準に合わせていたヨーロッパリーグが開幕する。
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