J1リーグは9月27日、各地で19節の6試合を開催。ユアテックスタジアム仙台では、ベガルタ仙台対セレッソ大阪の一戦が行なわれ、C大阪が3対2で勝利を収めた。
互いに堅い守りをベースに慎重な試合運びを見せるが、先手を奪ったのはアウェーのC大阪。前半終了間際の44分、左サイドでパスを受けた柿谷曜一朗が左足でニアサイドへのアーリークロスを入れると、走り込んだブルーノ・メンデスが頭でGKのニアサイドを破り、ネットを揺らす。C大阪が均衡を破り、前半を終えた。
すると、迎えた後半は仙台が反撃。57分、パラからのディフェンスラインの背後を狙ったクロスに、走り込んだ西村拓真が右足インサイドで逆サイドへ流し込む。仙台が同点に追いつく。仙台はさらに67分にも、相手のミスに付け込みゴール前に押し込んだ西村が相手DFに倒され、PKを獲得。これを自らキッカーを務めた西村がど真ん中に沈め、仙台が逆転に成功した。
一方のC大阪は逆転を許した直後に清武弘嗣、豊川雄太を投入して反撃に出る。すると81分、CKを得たC大阪は、清武からのクロスをマテイ・ヨニッチが打点の高いヘディングシュートで叩き込み、同点に追いつく。
そして、後半アディショナルタイムには左サイドを突いた清武が切り返しから右足を一閃。芸術的な放物線を描いたシュートがネットを揺らす。C大阪が逆転に成功する。
結局試合は、3対2でタイムアップ。C大阪が清武の1得点・1アシストの活躍で連敗を2で止め、3試合ぶりの勝利。今節の2位キープを決めた。一方の仙台は9戦勝ちなし、6連敗となった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部