名古屋が阿部、前田、丸山の3ゴールで清水に快勝!連敗を回避し上位戦線に踏みとどまる

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2020年09月26日

前節負傷交代のボランチ米本は先発出場

今季3点目となる先制点を決めた阿部(11番)写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 J1リーグは9月26日、第19節の3試合を各地で開催。14時3分キックオフ、豊田スタジアムで行なわれた名古屋グランパスと清水エスパルスの一戦は、3-1でホームの前者が勝利を収めた。

 名古屋は、前節の前半終了間際に負傷交代したボランチ米本拓司が先発で登場。また、U-19のトレーニングキャンプに参加するなど9月9日の横浜戦以来メンバー外となっていた右SBの成瀬竣平もスタメン復帰となった。

 一方、前節の浦和レッズ戦に1-2と敗れた清水は、その試合で終了間際に一矢を報いたティーラシン・デーンダーを先発起用。一方、守備の要であるヴァウドを出場停止で欠いた。

 試合は立ち上がりから積極的な姿勢を見せたホームチームが、幸先良く先制する。

 2分、敵陣右サイドの高い位置でボールを奪った成瀬からパスを受けたマテウスが、逆サイドの阿部浩之へ展開。これを受けた11番は、左SB吉田豊の猛烈なオーバーラップを囮に相手DFをずらすと、右足で弧を描いたシュートを選択。これがゴール右のポストに当たりネットに吸い込まれた。

 先制した名古屋は、19分にマテウスの直接FK、20分にはCKからの山﨑凌吾のシュートと立て続けに絶好機を迎えたが、相手GK大久保択生のファインセーブで追加点を挙げることが出来ない。

 前節も1点リードで迎えた後半に2失点、逆転負けを喫している名古屋は、嫌な雰囲気が漂い始める。しかし25分に、前田直輝がこのムードを払拭する。
 
 山﨑が身体を張って敵陣中央でボールを収めると、ディフェンスライン裏にスルーパス。抜群の反応で飛び出した前田がGKをかわし無人のゴールにシュートを叩き込み、2-0とリードを広げた。

 後半に入っても名古屋は、清水の反撃を手堅い守備で防ぎ、相手のパスミスを突いて効果的なショートカウンターを仕掛けるなど、ゲームをコントロールする。

 清水はジュニオール・ドゥトラ、鈴木唯人、成岡輝瑠らアタッカーを次々に投入し反撃を試みるが、74分にCKから丸山祐市に得点を許し、0-3とリードを広げられる。88分にカルリーニョス・ジュニオがヘディングで1点を返したものの、1-3で幕を閉じた。

 この結果、連敗を回避した名古屋は勝点を33に伸ばし、暫定ながら4位に浮上。連敗となった清水は同12で16位となっている。

 次節は、ACL参加チームは変則的に9月30日の平日開催となる。名古屋は中3日でヴィッセル神戸とアウェーで激突。清水は1週間後の10月3日に大分トリニータと敵地で対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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