J1リーグは9月12日、各地で16節の2試合を開催。ノエビアスタジアム神戸では、ヴィッセル神戸対FC東京の一戦が行なわれ、2-2の引き分けに終わった。
試合はホームの神戸が先制。24分、古橋亨梧のシュートはポストに弾かれるものの、こぼれ球を回収し、最後は安井拓也が押し込みネットを揺らす。安井のJ1初ゴールで神戸が先制する。
神戸の1点リードで迎えた後半はFC東京がペースを握る。50分、田川亨介のシュートをアダイウトンがコースを変えて押し込み同点に追いつく。さらにFC東京は58分にもカウンターから前線につなぎ、最後はディエゴ・オリヴェイラが左足でねじ込み、勝ち越しに成功する。
逆転を許した神戸はすぐさまアンドレス・イニエスタを投入。イニエスタはリーグ戦6試合ぶりの出場となった。投入直後からイニエスタを中心としたパス回しで流れを手繰り寄せた神戸はゴールに迫るが、得点には至らない。
1-2で迎えた後半アディショナルタイムにイニエスタが決定的な仕事
しかし後半アディショナルタイムの93分、ついに神戸が同点に追いつく。敵陣右サイドでFKを得た神戸は、キッカーのイニエスタがゴール前へフィード。すると、これをダンクレーがヘディングシュートで叩き込む。神戸がイニエスタのアシストで、土壇場で追いつく。
結局、試合は2-2の引き分けで終了。神戸は5試合ぶりの勝利とはならなかったが連敗を免れ、勝点を20とした。一方のFC東京は勝点32で3位となっている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部