新型コロナウイルスの感染拡大が続くブラジルで、レジェンドが支援に立ち上がった。

　米スポーツチャンネル『ESPN』によれば、サンパウロサッカー連盟がクラブや低所得の審判などを支援するためのチャリティーを立ち上げた。

　内容はシンプルで、現役選手や元選手たちがオンラインオークションに私物を寄付するというものだ。この試みに多くのレジェンドたちが賛同し、元ブラジル代表のカカ、マウロ・シルバ、ライーや、現代表のガブリエウ・ジェズスらが参加を表明している。

　また、このキャンペーンに現代表のネイマールも賛同。自身のインスタグラムに動画をアップし、オークションへの参加を表明している。

「愛すべき友人で我が国のアイドルであるカカさん！ 私はこのアクションにあなたとともに参加できることを幸せに思います」

　動画内でネイマールはサントス所属時代にサンパウロ選手権で優勝した際に履いていたスパイクを寄付することも明かしている。すでに出品され、出品直後に2100レアル（約4万5000円）を記録。現在も値段は上昇し続け、同オークションにおいて一番人気を誇っているという。締め切りは１か月後だそうだ。

　ファンはこの投稿に「素晴らしい」「さすが代表のエース」「品格のある行動だ」といった称賛の声を寄せたほか、髭をもじゃもじゃと生やした姿に「どこの人かと思った」「ビックリした！」「なんだかちょっと痩せた？」といった容姿の変化にも驚いた様子だった。

　また、英紙『The Standard』によれば、ネイマールはパリ・サンジェルマンに合流するため、パリに戻ったという。バルセロナ復帰を熱望しているとされるブラジル代表FWの動向に、注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部