「監督以上の存在」「多くのことを教えて…」怪物ロナウド、インテル時代の恩師の逝去を悼む

カテゴリ:ワールド

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2020年05月23日

「ありがとう、監督」

SNSで恩師であるシモーニ氏(左)を悼んだロナウド(右)。 (C)Getty Images

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 紳士的な振る舞いで人々に愛されたイタリアサッカー界の名将、ジジ・シモーニ氏が亡くなった。享年81歳だった。

 シモーニ氏は昨年6月に脳卒中で倒れ、病院で闘病を続けていた。3月には新型コロナウイルスの影響で一時自宅に戻ったが、最近になって容体が悪化し、再入院していた。

 現役時代にはユベントスなどでプレーし、引退後は指導者として数多くのクラブを率いたシモーニ氏。1997年には元ブラジル代表の“怪物”ロナウドが加入したインテルの指揮官に就任し、クラブをUEFAカップ優勝に導いた。

 ただ、セリエAでは1997-98シーズンのユベントスとの天王山で泣き、悲願の優勝を果たすことはできなかった。ロナウドとマルク・ユリアーノの衝突がPKにならなかった判定は議論を呼び、温厚なシモーニ氏がピッチに侵入して主審に「恥じろ」と怒鳴った場面は有名だ。

 イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、元オーナーのマッシモ・モラッティは訃報を受け、「インテルの歴史において偉大な主役だった。非常に重要な欧州のトロフィーを勝ち取り、絶対に優勝にふさわしかったリーグ戦で勝利を阻まれた」と話している。

「紳士的な監督で、大きな愛情と敬意を感じていた。先ほど奥様から電話で知らせを受けたが、計り知れないつらさを感じている」

 また、ロナウドはSNSで「私にとって、ひとりの監督というだけではない存在だった。今、彼のことを思うと、善良な賢人で、物事をやれと命令することがなく、だがなぜそれが重要かを説明してくれた人を思い出す」と哀悼の意を表した。

「彼を思うと、マエストロだと思う。彼が指揮者で、我々がオーケストラだった。あの笑顔、いつも穏やかな声、貴重な助言を覚えている。我々はもっと勝つことができたし、勝たなければならなかった。でも、我々は一緒に勝利した。彼がいつも我々に求めていたことだ。ありがとう、監督。あなたはあなたが想像する以上に、私に多くを教えてくれました」

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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