“コロナ禍”での支援を強調!
新型コロナウイルスの影響が各界に広がるなか、元アルゼンチン代表FWが助け合いの重要性を訴えた。カルロス・テベスだ。
今や全世界で深刻な感染状況となっている新型コロナウイルス。その影響は、アルゼンチンも同様で、先月末時点で感染者が820人、死者が20人。また、3月20日に発動された外出禁止令は4月12日まで延長されている。
そうした窮状のなかで、国内屈指の名門ボカ・ジュニオルスに所属するテベスは、サッカー界に支援を訴えた。
過去に「俺はガキの頃、薬物や銃器、強盗といったものに常に囲まれていた」とブエノスアイレスの貧民街『フエルテ・アパッチェ』で育った経験を告白し、貧困生活が何かを知るアルゼンチン・サッカー界のスターは、いわゆる“コロナ禍”の中で、社会的弱者を「支援してほしい」と、アルゼンチン・メディア『América TV』で語った。
「俺たちのようなサッカー選手は、たとえ無給となったとしても半年、あるいは1年は生活することができると思う。それに毎日、子どもたちを何とか養うために気を病む必要もない。
だけど、世の中には家族を何とか養うために毎朝6時に起きて、夜遅くまで働いている父親がたくさんいるんだ。俺たちはそういった人たちとは違う生活を送っているが、できることがある。サッカー選手は違いを生むことができる」
今や全世界で深刻な感染状況となっている新型コロナウイルス。その影響は、アルゼンチンも同様で、先月末時点で感染者が820人、死者が20人。また、3月20日に発動された外出禁止令は4月12日まで延長されている。
そうした窮状のなかで、国内屈指の名門ボカ・ジュニオルスに所属するテベスは、サッカー界に支援を訴えた。
過去に「俺はガキの頃、薬物や銃器、強盗といったものに常に囲まれていた」とブエノスアイレスの貧民街『フエルテ・アパッチェ』で育った経験を告白し、貧困生活が何かを知るアルゼンチン・サッカー界のスターは、いわゆる“コロナ禍”の中で、社会的弱者を「支援してほしい」と、アルゼンチン・メディア『América TV』で語った。
「俺たちのようなサッカー選手は、たとえ無給となったとしても半年、あるいは1年は生活することができると思う。それに毎日、子どもたちを何とか養うために気を病む必要もない。
だけど、世の中には家族を何とか養うために毎朝6時に起きて、夜遅くまで働いている父親がたくさんいるんだ。俺たちはそういった人たちとは違う生活を送っているが、できることがある。サッカー選手は違いを生むことができる」
さらに「自宅に十分な食料や物資がなかったり、何とかお金を稼ぐために外出を余儀なくされて逮捕(外出禁止令違反)されたりしている一部の人たちのことが心配だ」と口にしたテベスは、こう強調し続けた。
「もちろん、政府は頑張ってくれているけど、そういった人たちへの支援は重要だと思う。クラブが、この状況に関与する必要があると思っている。午前中にトレーニングに向かう代わりに地域の人たちのため何かできるんじゃないかってね。ビデオ映像を作るよりも、お手本になるというのは、助けに出ることだ。
たとえば、ボカの食堂を貧しい人たちのために開放してみるとかだ。そうなったら、俺は喜んで手伝いにいくよ。自宅では家族や子どもたちが安全だということはわかっているし、個人的に多くの人たちの手助けをしたいんだ」
ボカ復帰の際の入団セレモニーの入場料をフエルテ・アパッチェへ送る食料とするなど、以前から貧困地域への社会貢献活動を行なってきたテベス。そんなスターの言葉は、サッカー界にどう響くだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部