選手・監督 寸評／採点
※週刊サッカーダイジェスト12.16号（12月2日発売）より
 
【柏】
［GK］
1　桐畑和繁　6　
ミスから完封を逃したのは悔やまれるが、ピンチを救う好セーブも。
［DF］
4　鈴木大輔　6　
出足鋭く、FWにつける縦パスを封殺。空中戦でも存在感を示した。
32　中谷進之介　6　
ノヴァコヴィッチにフィジカル負けせず、ストッパーと上手く連係。
23　渡部博文　6　
パス精度に欠けたものの、守備では安定したパフォーマンスを披露。
［MF］
27　キム・チャンス　6　
スタートポジションこそ低目ながら、SBの裏を突き激しく上下動。
28　栗澤僚一　6　
冷静に、時に熱く球際に臨み、中盤で上手くイニシアチブを取った。
7　大谷秀和　6　
素早いプレスバックでピンチの芽を摘む。コーチングも効いていた。
22　橋本　和　5.5　
どこか心ここにあらずだった印象。終盤は左サイドから反撃を許した。
26　太田徹郎　6.5　
ワンツーの閃きとスペースを作り出す動きで前線のコンダクターに。
18　ドゥドゥ　6.5　
個人技に連係が加わり、破壊力が倍増。３戦連続ゴールと止まらない。
［FW］
11　レアンドロ　6.5　
足もとのテクニックが冴え、１ゴール・１アシストと攻撃をリード。
［交代出場］
17　秋野央樹（MF）　6　
久々の途中出場ながら落ち着いてゲームに入り、バランス良く配球。
9　工藤壮人（FW）　–　
短時間で訪れた３度の決定機をすべて防がれ、悔しさが残るゲームに。
13　高山　薫（MF）　–　
押し込まれる時間帯で持ち味は半減。チャンスでシュートも外した。
［監督］
ネルシーニョ　6.5　
リードしても油断せず上方修正を施し、ラスト日立台を快勝で飾った。
 
【清水】
［GK］
1　櫛引政敏　5　
ポジショニングや判断のミスが目立ち、指揮官の信頼を裏切る形に。
［DF］
17　河井陽介　5　
ラインを押し上げられず、大前のサポートなど攻撃への関与は極少。
25　三浦弦太　5　
７節ぶりに先発。スペースのケアに気を取られ、対人に甘さが出た。
3　平岡康裕　5　
太田の動きに安易に食いつき、最終ラインに綻びを作ってしまった。
28　吉田　豊　4.5　
敵のサイド攻撃にサンドバック状態で、パスやクリアのミスも散見。
［MF］
7　本田拓也　5.5　
序盤は全体のバランスを保ったが、両脇のスペースをカバーし切れず。
16　六平光成　5　
ハイプレスを仕掛けられなかった一因。ボールへの反応が遅かった。
10　大前元紀　5　
突破口を見つけるべく、ミドルシュートなどアイデアを見せるも単発。
20　竹内　涼　4.5　
周囲と連動できず攻守に縮こまっていた感があり、見せ場なく交代。
11　高木俊幸　5　
守備の脆さを露呈。せめて終盤の仕掛けを最初から出せていれば……。
［FW］
18　ノヴァコヴィッチ　5.5　
収まっても次なる展開に乏しく、フラストレーションを溜め込んだ。
［交代出場］
8　石毛秀樹（MF）　5.5　
投入直後はバイタルに飛び込んで果敢に勝負を挑むも、徐々に失速。
22　村田和哉（MF）　6　
キレのあるドリブルを次々と仕掛け、サイドから攻撃にアクセント。
9　長沢　駿（FW）　6　
右膝前十字靭帯断裂から復帰２戦目で、６節以来となる今季４点目。
［監督］
大榎克己　5　
試合の入り方に問題あり。必死の交代策も３点は挽回できなかった。
 
［試合内容］
柏はレアンドロの今シーズン10点目で幸先よく先制すると、相棒のドゥドゥも来日初の１試合・２ゴールで突き放す。清水は長沢の復帰後初得点で一矢報いたが、大勢に影響せず。柏がホーム最終戦で、ネルシーニョ監督の有終の美を飾った。