攻撃の閉塞感を打破した日本代表の決定力
[J1リーグ第18節]FC東京 3-1 G大阪/7月7日/味スタ
どしゃぶりの雨が降りしきるなか、FC東京が力強くガンバ大阪を寄り切った。
立ち上がりからペースを掴んだのはアウェーチームだ。水をふんだんに含んだピッチをものともせず、中盤から小気味良くパスを繋いでFC東京DF陣を揺さぶり、奪われれば鋭いフォアチェクでカウンターの芽を摘み取った。そして勢いのままに開始5分、先制点を挙げてみせる。矢島が右足で放ったミドルパスをファーで待ち受けた小野瀬が落ち着いて足下に収め、左足でゴールにねじ込んだ。
FC東京は素早くサイドにボールを当ててオープン攻撃を試みるが、リードしたG大阪の巧みに連動した守備でスペースを消され、なかなか局面を前に進められない。ならばとCKやFKなどリスタートから好機を窺うもシュートには至らない。26分、左サイドを打破した永井のクロスから東が至近距離ボレーを放ったのがようやく掴んだ最初のチャンスだった。
その後もボール支配で上回り、攻勢を仕掛けるFC東京。徐々にG大阪の守備がコンパクトさを欠き、D・オリヴェイラにボールを収まるようになる。波状攻撃の度合いが増していた37分、ついにG大阪ゴールをこじ開けた。切り込み隊長ナ・サンホがパワフルな突破で左サイドをえぐり、中央へパス。これは相手CB三浦にブロックされるも、素早く反応した永井がダイレクトでこのこぼれ球を叩き、豪快に同点ゴールを蹴り込んだ。
さらに、味スタの主が畳みかける。同点劇から3分後、ふたたびナ・サンホの鋭いクロスから永井が絵に描いたようなヘディングシュートを突き刺し、瞬く間に逆転に成功した。首位チームが抜け目なく敵守備網の綻びを突き切ったのだ。
どしゃぶりの雨が降りしきるなか、FC東京が力強くガンバ大阪を寄り切った。
立ち上がりからペースを掴んだのはアウェーチームだ。水をふんだんに含んだピッチをものともせず、中盤から小気味良くパスを繋いでFC東京DF陣を揺さぶり、奪われれば鋭いフォアチェクでカウンターの芽を摘み取った。そして勢いのままに開始5分、先制点を挙げてみせる。矢島が右足で放ったミドルパスをファーで待ち受けた小野瀬が落ち着いて足下に収め、左足でゴールにねじ込んだ。
FC東京は素早くサイドにボールを当ててオープン攻撃を試みるが、リードしたG大阪の巧みに連動した守備でスペースを消され、なかなか局面を前に進められない。ならばとCKやFKなどリスタートから好機を窺うもシュートには至らない。26分、左サイドを打破した永井のクロスから東が至近距離ボレーを放ったのがようやく掴んだ最初のチャンスだった。
その後もボール支配で上回り、攻勢を仕掛けるFC東京。徐々にG大阪の守備がコンパクトさを欠き、D・オリヴェイラにボールを収まるようになる。波状攻撃の度合いが増していた37分、ついにG大阪ゴールをこじ開けた。切り込み隊長ナ・サンホがパワフルな突破で左サイドをえぐり、中央へパス。これは相手CB三浦にブロックされるも、素早く反応した永井がダイレクトでこのこぼれ球を叩き、豪快に同点ゴールを蹴り込んだ。
さらに、味スタの主が畳みかける。同点劇から3分後、ふたたびナ・サンホの鋭いクロスから永井が絵に描いたようなヘディングシュートを突き刺し、瞬く間に逆転に成功した。首位チームが抜け目なく敵守備網の綻びを突き切ったのだ。
公式戦で6戦負けなしのG大阪は、後半頭から高江に代えて遠藤を投入してアンカーに配備。にわかにポゼッションを高めてFC東京の敵陣でボールを回すようになり、チーム全体が前掛かりにスイッチが入る。52分にFKからファン・ウィジョがゴールを割ったが、これは惜しくもオフサイドの判定。だが、防戦一方だった前半の流れを変える空気は醸し出していた。
しかしながら、次の1点をもぎ取ったのはFC東京だった。60分、高萩のパスに抜け出した永井が中央へ折り返すと、走り込んだD・オリヴェイラが狙い澄ましたショットでGK東口を制し、スコアを3-1とする。試合巧者ぶりを際立たせた。
反撃に転じたいG大阪は福田、食野と活きのいいカードを投入するも、完全にゲームを締めにかかったFC東京の守備は固く、敵陣でボールは回せてもペナルティーエリア内まで侵攻させてもらえない。いたずらに時間だけが過ぎていった。
ゲームはこのままFC東京が3-1で快勝を収め、大雨のなかで声援を送り続けたホームサポーターの想いに応えた。かたやG大阪にとって、味の素スタジアムはまさに鬼門だ。同会場でのFC東京戦にまたしても勝てず、これでJリーグ16戦未勝利となった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
しかしながら、次の1点をもぎ取ったのはFC東京だった。60分、高萩のパスに抜け出した永井が中央へ折り返すと、走り込んだD・オリヴェイラが狙い澄ましたショットでGK東口を制し、スコアを3-1とする。試合巧者ぶりを際立たせた。
反撃に転じたいG大阪は福田、食野と活きのいいカードを投入するも、完全にゲームを締めにかかったFC東京の守備は固く、敵陣でボールは回せてもペナルティーエリア内まで侵攻させてもらえない。いたずらに時間だけが過ぎていった。
ゲームはこのままFC東京が3-1で快勝を収め、大雨のなかで声援を送り続けたホームサポーターの想いに応えた。かたやG大阪にとって、味の素スタジアムはまさに鬼門だ。同会場でのFC東京戦にまたしても勝てず、これでJリーグ16戦未勝利となった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部