新エースとして存在感を放つ都倉。
コンサドーレ札幌
成績(37節終了時):9位/勝点52/14勝10分13敗/42得点・40失点
残り5節の対戦
38節 10/26(日) 対湘南(H) 13:00 前回対戦●0-2
39節 11/1(土) 対東京V(A) 13:00 前回対戦△0-0
40節 11/9(日) 対讃岐(H) 13:00 前回対戦●0-1
41節 11/15(土) 対福岡(A) 14:00 前回対戦△1-1
42節 11/23(日) 対磐田(H) 14:00 前回対戦○1-0
ポイント1)チームの現状は?
8月末に財前監督が解任されて以降の成績は、5勝2分2敗。31節の岐阜戦から指揮を執るバルバリッチ監督の下、チーム状態は決して悪くない。シーズン序盤に出場機会のなかった中原や薗田(37節で負傷)がスタメンで起用されるなど、監督交代によってどのポジションもレギュラー争いが激しくなっており、いい意味で日々のトレーニングや、目の前の1試合1試合に集中できている。
追う立場であり、選手も昇格争いのプレッシャーを感じずに伸び伸びとプレーできているようだ。
ポイント2)昇格へのシナリオは?
J1昇格プレーオフ出場に向けて、6位と勝点3差の9位という現状を考えれば、全勝(勝点15)に近い成績を収めて勝点を積み重ねていくしか道はない。プレーオフ圏内を争う相手との直接対決は最終節の磐田戦のみで、他チームが躓いてくれるのを待つしかない状況だ。
33節の岡山戦からチームは3-4-2-1を採用。守備が大きく崩れることは考えにくく、得点力をいかに高めて勝ち切れるか、あるいは得失点差を改善していけるかが勝負の分かれ目になりそうだ。
ポイント3)終盤戦のキープレーヤーは?
都倉 賢
財前監督の解任後、9試合・7得点と爆発中の都倉だ。しかもゴールを奪った5試合はすべて勝利と、新エースとして存在感を放っている。チームとしても現在はボールポゼッションより、シンプルに手数をかけずにゴールを目指す攻撃が増えており、都倉の空中戦の強さやキープ力も欠かせない。
ポイント4)累積警告や負傷者などの懸念材料は?
小野や河合など主力に怪我人が多く、彼らの回復具合もポイントになりそうだ。また都倉、宮澤、石井、内村と攻守のキーマンが累積警告3枚でリーチになっているのは懸念材料だろう。終盤の勝負どころで、相次いで離脱するようなことになると苦しい。
ポイント5)残り5試合で鍵を握りそうな対戦相手は?
38節湘南(H)
もはや1試合も負けられない状況下では、1試合1試合が勝負となる。昨季も終盤戦で上位の千葉、神戸に連勝して勢いに乗ったことを考えると、38節の湘南戦の結果がチームにとっての大きな分岐点になりそうだ。すでに昇格を決めている相手に、もし勝点3を奪えれば今までにない勢いを掴めるかもしれない。
逆に39節の東京V、40節の讃岐と下位相手の連戦で確実に勝点6を掴めるのか。チームとしての真価が問われる連戦と言えそうだ。
文:谷沢直也(週刊サッカーダイジェスト編集長)
成績(37節終了時):9位/勝点52/14勝10分13敗/42得点・40失点
残り5節の対戦
38節 10/26(日) 対湘南(H) 13:00 前回対戦●0-2
39節 11/1(土) 対東京V(A) 13:00 前回対戦△0-0
40節 11/9(日) 対讃岐(H) 13:00 前回対戦●0-1
41節 11/15(土) 対福岡(A) 14:00 前回対戦△1-1
42節 11/23(日) 対磐田(H) 14:00 前回対戦○1-0
ポイント1)チームの現状は?
8月末に財前監督が解任されて以降の成績は、5勝2分2敗。31節の岐阜戦から指揮を執るバルバリッチ監督の下、チーム状態は決して悪くない。シーズン序盤に出場機会のなかった中原や薗田(37節で負傷)がスタメンで起用されるなど、監督交代によってどのポジションもレギュラー争いが激しくなっており、いい意味で日々のトレーニングや、目の前の1試合1試合に集中できている。
追う立場であり、選手も昇格争いのプレッシャーを感じずに伸び伸びとプレーできているようだ。
ポイント2)昇格へのシナリオは?
J1昇格プレーオフ出場に向けて、6位と勝点3差の9位という現状を考えれば、全勝(勝点15)に近い成績を収めて勝点を積み重ねていくしか道はない。プレーオフ圏内を争う相手との直接対決は最終節の磐田戦のみで、他チームが躓いてくれるのを待つしかない状況だ。
33節の岡山戦からチームは3-4-2-1を採用。守備が大きく崩れることは考えにくく、得点力をいかに高めて勝ち切れるか、あるいは得失点差を改善していけるかが勝負の分かれ目になりそうだ。
ポイント3)終盤戦のキープレーヤーは?
都倉 賢
財前監督の解任後、9試合・7得点と爆発中の都倉だ。しかもゴールを奪った5試合はすべて勝利と、新エースとして存在感を放っている。チームとしても現在はボールポゼッションより、シンプルに手数をかけずにゴールを目指す攻撃が増えており、都倉の空中戦の強さやキープ力も欠かせない。
ポイント4)累積警告や負傷者などの懸念材料は?
小野や河合など主力に怪我人が多く、彼らの回復具合もポイントになりそうだ。また都倉、宮澤、石井、内村と攻守のキーマンが累積警告3枚でリーチになっているのは懸念材料だろう。終盤の勝負どころで、相次いで離脱するようなことになると苦しい。
ポイント5)残り5試合で鍵を握りそうな対戦相手は?
38節湘南(H)
もはや1試合も負けられない状況下では、1試合1試合が勝負となる。昨季も終盤戦で上位の千葉、神戸に連勝して勢いに乗ったことを考えると、38節の湘南戦の結果がチームにとっての大きな分岐点になりそうだ。すでに昇格を決めている相手に、もし勝点3を奪えれば今までにない勢いを掴めるかもしれない。
逆に39節の東京V、40節の讃岐と下位相手の連戦で確実に勝点6を掴めるのか。チームとしての真価が問われる連戦と言えそうだ。
文:谷沢直也(週刊サッカーダイジェスト編集長)