1996年以来となる欧州制覇へ。
2019年になっても、ユベントスはイタリア国内でその強さを保っている。新年の初戦でコッパ・イタリア準々決勝に駒を進めると、ミランとのスーパーカップにも勝利して今シーズンの初タイトルを獲得。セリエA後半戦も白星でスタートした。
だが、クリスチアーノ・ロナウドを獲得したユベントスの悲願は、1996年以降遠ざかっている欧州王者のタイトルを取り戻すことだ。
では、チャンピオンズ・リーグ(CL)で優勝するために大事なポイントはどこにあるのか。イタリア紙『Gazzetta dello Sport』は1月25日、「欧州制覇のための10の条件」を挙げている。それが以下の10項目だ。
「試合を決めきる力を身に付ける」
「負傷者を出さない」
「C・ロナウドを最大限に活かす」
「フィジカルコンディションの維持」
「メルカートの成功」
「守備の安定」
「中盤の向上」
「FKからの得点」
「ディバラの継続的な活躍」
「運」
最初に挙げたのは、「試合を決めきる力を身に付ける」。今シーズンのユベントスは追加点を奪えず、最後まで1点リードを保ったままという試合が少なくない。国内ではそれでも勝点3を手にできているが、欧州レベルでもそれが通用するとは限らない。土壇場で逆転負けを喫したCLグループステージのマンチェスター・ユナイテッド戦は、その象徴的な一戦と言えるだろう。
ふたつ目は「負傷者を出さない」。ビッグイヤーを手にするには十分な戦力を整えたユーベだが、やはり怖いのは負傷。『Gazzetta dello Sport』紙は、マリオ・マンジュキッチやジョルジョ・キエッリーニは代えが利かないとし、「医務室を埋めることはできない」と、できる限り負傷を避けることが必要と指摘した。
また前述のように、ユーベがC・ロナウドを獲得したのは欧州制覇のためだ。大一番で強さを発揮する「C・ロナウドを最大限に活かす」ことができれば、過去3年のレアル・マドリーがそうだったように、欧州制覇がぐっと近づく。
4つ目の条件が「フィジカルコンディションの維持」。国内で圧倒的な強さを誇るユーベだけに、コンディション調整に困ることはないかもしれない。だが、『Gazzetta dello Sport』紙は、「欧州の舞台、そしてそのリズムを軽んじてはいけない。すべてが完璧でなければいけないだろう」と警鐘を鳴らした。
次に挙げられているのが「メルカートの成功」。出場機会が少ないことへの不満から、メディ・ベナティアが退団に向かっているユーベは、代役にマルティン・カセレスの獲得を決めたと報じられている。もちろん、レギュラーを務めることはないだろう。だが、『Gazzetta dello Sport』紙は、「きっと役に立つはず」と、カセレス獲得がチームの底上げにつながるとした。
百戦錬磨のキエッリーニやレオナルド・ボヌッチらを擁するユーベは、以前から守備力の高さを武器にしている。決勝トーナメントになれば失点の重みがより増すだけに、守護神ヴォイチェフ・シュチェスニーも含めた「守備の安定」は不可欠だ。
だが、クリスチアーノ・ロナウドを獲得したユベントスの悲願は、1996年以降遠ざかっている欧州王者のタイトルを取り戻すことだ。
では、チャンピオンズ・リーグ(CL)で優勝するために大事なポイントはどこにあるのか。イタリア紙『Gazzetta dello Sport』は1月25日、「欧州制覇のための10の条件」を挙げている。それが以下の10項目だ。
「試合を決めきる力を身に付ける」
「負傷者を出さない」
「C・ロナウドを最大限に活かす」
「フィジカルコンディションの維持」
「メルカートの成功」
「守備の安定」
「中盤の向上」
「FKからの得点」
「ディバラの継続的な活躍」
「運」
最初に挙げたのは、「試合を決めきる力を身に付ける」。今シーズンのユベントスは追加点を奪えず、最後まで1点リードを保ったままという試合が少なくない。国内ではそれでも勝点3を手にできているが、欧州レベルでもそれが通用するとは限らない。土壇場で逆転負けを喫したCLグループステージのマンチェスター・ユナイテッド戦は、その象徴的な一戦と言えるだろう。
ふたつ目は「負傷者を出さない」。ビッグイヤーを手にするには十分な戦力を整えたユーベだが、やはり怖いのは負傷。『Gazzetta dello Sport』紙は、マリオ・マンジュキッチやジョルジョ・キエッリーニは代えが利かないとし、「医務室を埋めることはできない」と、できる限り負傷を避けることが必要と指摘した。
また前述のように、ユーベがC・ロナウドを獲得したのは欧州制覇のためだ。大一番で強さを発揮する「C・ロナウドを最大限に活かす」ことができれば、過去3年のレアル・マドリーがそうだったように、欧州制覇がぐっと近づく。
4つ目の条件が「フィジカルコンディションの維持」。国内で圧倒的な強さを誇るユーベだけに、コンディション調整に困ることはないかもしれない。だが、『Gazzetta dello Sport』紙は、「欧州の舞台、そしてそのリズムを軽んじてはいけない。すべてが完璧でなければいけないだろう」と警鐘を鳴らした。
次に挙げられているのが「メルカートの成功」。出場機会が少ないことへの不満から、メディ・ベナティアが退団に向かっているユーベは、代役にマルティン・カセレスの獲得を決めたと報じられている。もちろん、レギュラーを務めることはないだろう。だが、『Gazzetta dello Sport』紙は、「きっと役に立つはず」と、カセレス獲得がチームの底上げにつながるとした。
百戦錬磨のキエッリーニやレオナルド・ボヌッチらを擁するユーベは、以前から守備力の高さを武器にしている。決勝トーナメントになれば失点の重みがより増すだけに、守護神ヴォイチェフ・シュチェスニーも含めた「守備の安定」は不可欠だ。
7つ目は「中盤の向上」。今シーズンのユーベは中盤の選手層がやや不安視されている。サミ・ケディラやミラレム・ピャニッチはベストのパフォーマンスを発揮できておらず、セリエAではMF7人で10ゴールと、その得点力も物足りない。人数を増やすことは困難だけに個々のプレーの質をさらに高めたいところだ。
また、「FKからの得点」を増やすことも今後の課題と言えるだろう。パウロ・ディバラにピャニッチと優秀なキッカーがいて、そこに名手C・ロナウドを加えたにもかかわらず、直接FKからの得点がひとつもないのはミステリーだ。
C・ロナウドとともに大きな期待がかけられている選手のひとりが、10番を背負うディバラだ。今シーズンはリーグ戦(2得点)よりCL(5得点)でよりゴールを決めているが、『Gazzetta dello Sport』紙は、「ディバラの継続的な活躍」が必要だと伝えた。
そして最後に挙げられたのは、「運」だ。ぎりぎりの戦いを制してビッグイヤーを掲げるには、運の助けが必要となる。それはマッシミリアーノ・アッレグリ監督も口にしていることだ。もちろん、運を引き寄せるだけの実力があることが前提だが…。
アッレグリ体制になってからの4年間で、2度ファイナルに進みながらトロフィーに手が届かなかったユベントス。C・ロナウドを招いた今シーズン、彼らは悲願を成就させることができるだろうか。
また、「FKからの得点」を増やすことも今後の課題と言えるだろう。パウロ・ディバラにピャニッチと優秀なキッカーがいて、そこに名手C・ロナウドを加えたにもかかわらず、直接FKからの得点がひとつもないのはミステリーだ。
C・ロナウドとともに大きな期待がかけられている選手のひとりが、10番を背負うディバラだ。今シーズンはリーグ戦(2得点)よりCL(5得点)でよりゴールを決めているが、『Gazzetta dello Sport』紙は、「ディバラの継続的な活躍」が必要だと伝えた。
そして最後に挙げられたのは、「運」だ。ぎりぎりの戦いを制してビッグイヤーを掲げるには、運の助けが必要となる。それはマッシミリアーノ・アッレグリ監督も口にしていることだ。もちろん、運を引き寄せるだけの実力があることが前提だが…。
アッレグリ体制になってからの4年間で、2度ファイナルに進みながらトロフィーに手が届かなかったユベントス。C・ロナウドを招いた今シーズン、彼らは悲願を成就させることができるだろうか。