11月24日、『U‐18フリーキック選手権2018 東京都大会supported by スカサカ！』が東京港区で開催された。この大会は「日本をフリーキック大国にしたい」と願う発起人の三浦淳寛氏の思いを受けて誕生したもので、今年で３回目。本年度からU－18となり中学生も参加OKになった。規模も拡大し、レベルもアップした同イベントをレポートする。

　レベルが高かった。皆いいキックをしており、壁のつくり方にも工夫が見られた。そして運営面でも、参加者を盛り上げる企画がいくつもあり、ゲストも賞品も豪華だった。日没後はかなり冷え込んだが、参加者と関係者の熱はしっかりと伝わってきた。

「世界で勝つために、日本をフリーキック大国にしたい」

　元日本代表でＦＫの名手、三浦淳寛氏（現ヴィッセル神戸スポーツダイレクター）の思いを受けて２０１６年にスタートした『フリーキック選手権』。３回目をとなる今回から、参加資格を拡大し、名称も『Ｕ－18フリーキック選手権』に変更された。それを受けて５つの中学生チームが参戦。優勝を争うまではいかながったが、「高校生のボールは質が違った。良い経験になりました」（栄光学園）とふだんは実現しない高校生との真剣勝負を楽しんでいたようだ。
  試合球は[ATSUフリーキック練習ボール]
　
　ルールを簡単に説明するとＰＫ合戦のＦＫ版（５人対５人）。キッカーは規定ライン上であればどこにボールを置いてもＯＫ、守備側はボールが止まってから15秒以内に壁をつくり準備をする。その際、攻撃側の選手が壁の間に立つなど、駆け引きがあるが、キッカーは誰にも邪魔されず、ボールと向き合うのみ。世代が違っても戦えるというわけだ。

「キック、とくにフリーキックは自分との戦い。練習しかない。練習の量と質の差は、そのまま差になる。大会後も、何度も練習してください」

　決勝戦の直前、三浦淳寛氏も駆けつけ、ファイナリストの「駒大Ａ」と「正則Ｂ」にエールを送った。

　試合は２本のゴールを決めた駒大Ａが優勝、連覇を達成した。同校は、まもなく開幕する高校選手権の東京代表校。この大会に出場したメンバーは２年生主体だったが、「この流れをトップチームにつなげたい。そして自分たちも選手権を目指したい」とプライドをのぞかせた。ぜひ、ＦＫを武器にしてほしい。

　出場した選手たちの成長とともに、「フリーキック大国」を目指すプロジェクトから今後も目が離せない。

「スカサカ！」で大会のダイジェストが放送されました！

大会名：U－18フリーキック選手権2018 東京都大会 supported by スカサカ
会場：東京工業大学附属科学技術高等学校
主催：アスマッチプロジェクト
運営：株式会社ＭＰandＣ
協賛：IMCDジャパン、一般社団法人IWA JAPAN IWA ACADEMY、いちはし歯科医院、株式会社impactTV、株式会社イルシオン、大塚製薬株式会社、有限会社大空電器、株式会社カスカワスポーツ、CABIC株式会社、株式会社コラントッテ、株式会社サイバーエージェント、株式会社シモジマ、政府登録ホテル 白川郷、スカパーJSAT株式会社、スポーツマネジメント株式会社、株式会社スポーツジュエン、ゼンハイザージャパン株式会社、株式会社テレコム、東京スポーツレクリエーション専門学校、NASYU株式会社、株式会社橋本造園土木、株式会社ヒマラヤ、株式会社ビューティガレージ、Freera、株式会社プロスパーグラフ、株式会社フィッツコーポレーション、BRIDGE日本橋、ミューラージャパン株式会社、株式会社メディアフラッグ、NPO法人森のライフスタイル研究所、株式会社モルテン、らくらく堂整骨院、株式会社ロンヨンジャパン、他クラウドファンディングでもご支援いただきました。
後援：港区、港区教育員会、港区サッカー協会
メディア：スカサカ！ サッカーダイジェスト