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3試合ぶり出場の久保裕也が追撃ゴールの起点となるも、ニュルンベルクはシャルケに5失点で今季6敗目

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年11月25日

トップ下で攻撃によく絡んだ久保

チームは守備面で再び課題を残したが、久保はトップ下でピッチを広く動き回り、プレーに窮屈さを感じさせなかった。写真は9月のハノーファー戦。 (C) Getty Images

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 11月24日(現地時間)、ブンデスリーガ第12節が行なわれ、ニュルンベルクは2-5でシャルケに敗れた。
 
 リーグ5試合連続未勝利の15位ニュルンベルクが、開幕5連敗から持ち直すも安定せず、前節はフランクフルトに0-3の完敗を喫した14位シャルケのホームに乗り込んだ一戦。久保裕也は試合開始から3試合ぶりにピッチに立ち、トップ下を務めた。
 
 ホームのシャルケは序盤から主導権を握り、6分にFKからブルグシュタラーが決定的なヘディングシュートを放つも、好反応を見せたGKマテニアにゴールを阻まれる。マテニアは8分にもアリットの鋭いミドルを浴びるが、これも好セーブで対応する。
 
 さらにホームチームは、16分に縦パスを受けてブルグシュタラーがペナルティーエリアに侵入するが、シュートはDFに当たってCK。彼は直後にもダイレクトシュートをゴール左隅に飛ばすが、マテニアに弾き出された。
 
 ニュルンベルクは守勢を強いられるも、カウンターから時折、効果的な攻撃を見せる。その中心となったのは久保で、9分にエリア左前からのミドルでチームのファーストシュートを放つ。最初の決定機は18分。イシャクが相手DF間のパスをカットして強烈な一撃を浴びせるが、これはフェーアマンに防がれた。
 
 さらに25分には、カウンターから久保が敵陣をドリブルで進み、エリアに入ろうということで2人のDFにカットされるも、ベーレンスがこぼれ球を拾って決定的なシュート。しかし、ボールは枠を捉えることができない。
 
 するとその1分後、シャルケはカリジューリが前線のスクリブスキにダイレクトパスを出すと、マテニアがクリアしようと飛び出すも空振り。スクリブスキは無人のゴールに流し込んで先制点を挙げた。
 
 リードしたシャルケは攻勢を維持しながら32分、ブルグシュタラーの右からクロスをニアでスクリブスキがダイビングヘッドで合わせようとし、流れたところをゴール前で完全フリーのアリットが難なく詰めて、2点目を奪う。
 
 リードを広げられたニュルンベルクだが、気落ちすることなく攻撃の頻度を上げ、38分、久保が前線に入れたロングボールをベーレンスが頭でバウアーへ落とし、エリア内でフリーでいたイシャクへ。フリーでのシュートはフェーアマンに防がれるも、はね返りをパラシオスが詰めて1点を返した。
 
 後半、ニュルンベルクは先に仕掛け、開始から23秒あまりで久保がシュートを放つ。一方、シャルケは47分に右からのクロスをスクリブスキが合わせるが、わずかにゴール右外に逸れる。
 
 ホームチームはボールを長くボールを保持し、53分にベンタレブが技巧的なドリブルでエリアに侵入して右のブルグシュタラーに得点機を演出。これはフィニッシュに持ち込めなかったチームのエースは、58分にアリットの左からのクロスをダイレクトで合わせたが、
シュートは枠を外れた。
 
 67分、劣勢のニュルンベルクをさらに追い込む事態が起こる。バウアーが危ない場面でアリットにファウルを仕掛け、2度目の警告を受けて退場となったのだ。ニュルンベルクにとっては、前半終了間際の負傷によるマテニアからブレドロフへの交代に続く誤算となった。
 
 それから3分後、敵陣でボールを回したシャルケは、カリジューリがミドルを放つ。これが前にいたブルグシュタラーに当たって軌道が変わり、ゴール内に転がり込み、ホームチームに大きな3点目をもたらした。
 
 数的不利を負ったニュルンベルクは苦しい時間が続くが、78分、ベーレンスが縦パスで抜け出し、最初のシュートはフェーアマンにブロックされ、こぼれ球を叩いた一撃はポストにはね返される。しかし、これをズレラークが詰めて、再び1点差に迫る。
 
 その直後、久保はミシジャンとの交代でベンチに退いた。久々の出場ながら、ボールに触れる機会は多く、攻撃に多く絡んでチャンスを創出したり、フィニッシュまで持ち込むなど、十分に存在感は示したと言えよう。
 
 シャルケは84分、カリジューリが右サイドを個人技で突破して入れたクロスをスクリブスキが合わせて自身2点目を決めて安全圏に入る4点目を奪い、残り時間を攻勢で進めながら、さらにアディショナルタイムにはオチプカがエリア外から強烈なシュートを突き刺してトドメを刺した。
 
 ニュルンベルクは久々に大差をつけられて2連敗。リーグ6敗目を喫した。次節(12月3日)はホームにレバークーゼンを迎える。
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