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後半AT弾のデュッセルドルフ、敵地で王者から勝点1奪取! バイエルンは前半で2点先取も拙攻が目立ち…

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年11月25日

3戦連続スタメンの宇佐美は70分で交代

ルケバキオ(左)はハットトリック達成で、1トップとしての役割を十二分に果たした。右は中盤で奮闘も窮屈なプレーを余儀なくされたバイエルンのサンチェス。 (C) REUTERS/AFLO

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 11月24日(現地時間)、ブンデスリーガ第12節が行なわれ、バイエルンとデュッセルドルフの一戦は3-3の引き分けに終わった。

 ドルトムントに逆転負けを喫した5位バイエルン、ヘルタ・ベルリンに4-1と快勝して8試合ぶりの勝利を飾った17位デュッセルドルフという、前節は対照的な結果に終わった両チームの対戦。ヘルタ戦で今シーズン初ゴールを決めた宇佐美貴史は、3試合連続のスタメン入りを果たし、2列目右サイドとして古巣とのアウェーマッチに臨んだ。

 試合開始とともに、いきなりチャンスを作ったのはデュッセルドルフだった。カウンターから宇佐美がドリブルで持ち込んでルケバキオにラストパス。55秒でのシュートはGKノイアーの好守に阻まれるも、これで得たCKから、さらにはその直後にも宇佐美が連続してシュートを放つ。

 アウェーチームのカウンターに脅かされながらもボールを支配するバイエルンは、14分にCKからのプレーでボアテングが強烈なミドルでファーストシュート。その3分後、リベリのドリブル突破で得たCKから、ゴール前でのクリアボールをジューレが拾い、反転のからのシュートをゴール右隅に突き刺して先制ゴールを奪った。

 さらに20分には、ボアテングのロングパスに反応したミュラーがDFラインの裏でトラップしてシュート。バイエルンは早々に2点のリードを得る。

 その後、バイエルンは8割近いボールポゼッションを誇りながら、デュッセルドルフがサイドに空けたスペースを利用し、またDF陣のゴール前での寄せの甘さなど突いて、レバンドフスキやサンチェスがチャンスを迎えるが、一方でプレーにアイデアを欠き、攻めあぐねる場面も目立つ。

 デュッセルドルフは大部分の時間帯を自陣で過ごしたが、44分に久々にルケバキオが右サイドを抜け出してクロス。これはクリアされるも、直後にツィマーが縦パスを受けてペナルティーエリア右に侵入し、オーバーヘッドでクロスを入れると、これがボアテングに当たってゴール前のルケバキオの前に転がり、ワンチャンスを活かして1点を返した。

 ホームチームにとっては嫌なムードで迎えた後半、バイエルンのボール保持が続くなか、51分にキミッヒがスリップしたところを宇佐美がボールを奪ってドリブルで進み、味方にラストパスを通そうとするがカットされる。

 バイエルは53分に敵陣で圧をかけてボールを奪い、リベリがカットインからゴールを狙うが、シュートはクロスバーを越えていった。

 58分、バイエルンは最後尾からの縦パスを右サイドでキミッヒが受けて中央のレバンドフスキへ。エースストライカーが粘ってキープしてから出したボールを、右サイドから走り込んだミュラーが左足でゴール左隅に突き刺して、大きな追加点を挙げる。

 リードを再び2点に広げられたデュッセルドルフは66分、左サイドでのFKから、宇佐美が入れたボールがファイーサイドに流れたところをボルムートが折り返すと、フィンクがダイビングヘッドで押し込もうとするが、シュートはわずかにゴール右外に逸れていった。

 70分、デュッセルドルフは宇佐美を下げて前節で2ゴールのラマンを投入。同時にバイエルンはリベリからロッベンと、アタッカー同士の交代が施される。

 デュッセルドルフは77分にルケバキオがスルーパスに抜け出し、ノイアーを破ってゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定、しかしVARによって得点は認められ、1点差に迫る。

 追い上げられたバイエルンは、レバンドフスキが立て続けにきわどいシュートを放ち、87分にはカウンターからアルバが左から惜しいクロスを入れるもロッベンには合わず。さらに89分には、抜け出したゴレツカが倒れ込みながらシュートを放ち、GKレンジンクに当たってこぼれたところをレバンドフスキが詰めるが、これも枠を捉えられない。

 それでも、何とか3分間のアディショナルタイムを含めた残り時間をしのぎ切るかと思われたが、93分、デュッセルドルフはツィマーからのスルーパスでルケバキオが抜け出し、ジューレの追走をものともせずにハットトリックとなるゴールを決め、土壇場で試合を振り出しに戻した。

 デュッセルドルフはしっかり守りながら、カウンターを狙い続け、勝利に等しい勝点1を奪取。一方、バイエルンは前節同様にリードを守り切れず。主力の多くが招集されたドイツ代表でも、UEFAネーションズ・リーグのオランダ戦で土壇場で追いつかれており、続けて精神的なダメージを負うこととなった。
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