エジプトの国際フォーラムで公開された「衝撃的」な銅像
なにかを認められ、銅像を創設されることは、サッカー選手としてだけでなく、ひとりの人間としても嬉しい限りだろう。しかし、その像の出来が酷ければ、当人の喜びも半減してしまうものだ……。
昨年3月に故郷のマデイラ島で空港に自分の名前が冠せられることとなったクリスチアーノ・ロナウドへ送られたのも、「似てない」銅像だった。
あまりの不細工な出来に「まるで別人」「モンスターにそっくり」とメディアやファンから散々な評価を下されると、制作者のエマヌエル・サントス氏が「万人を満足させるのはキリストだろうと不可能だ!」と反論するなど、この銅像が思わぬ騒動へ発展した。
そしてこのたび、再び人々の注目を集めているのが、リバプールに所属するエジプト代表FWモハメド・サラーの銅像である。
昨年3月に故郷のマデイラ島で空港に自分の名前が冠せられることとなったクリスチアーノ・ロナウドへ送られたのも、「似てない」銅像だった。
あまりの不細工な出来に「まるで別人」「モンスターにそっくり」とメディアやファンから散々な評価を下されると、制作者のエマヌエル・サントス氏が「万人を満足させるのはキリストだろうと不可能だ!」と反論するなど、この銅像が思わぬ騒動へ発展した。
そしてこのたび、再び人々の注目を集めているのが、リバプールに所属するエジプト代表FWモハメド・サラーの銅像である。
昨シーズンのプレミアリーグで36試合・32得点というプレミア記録を打ち立てたサラーは、母国を28年ぶりのワールドカップ出場に導くなど、まさにエジプトの英雄と呼ぶべき存在となった。
そんな韋駄天の活躍を称えるべくして作成された銅像が、案の定、似ていなかった。そのデザインは、サラーがゴールを決めた後にファンへ両腕を広げてアピールするお馴染みの姿を模しているのだが、頭部に比べて身体は明らかに小さくバランスが悪い。
英国きっての大衆紙『The Sun』は、エジプト人彫刻家マイ・アブデル・アラー氏が作成したこの銅像が、現在、エジプトのシャルム・エル・シェイクで開催中である世界ユースフォーラムで展示中であることを伝えたうえで、「あまりに衝撃的で、奇妙なデザインだ」とレポートした。
さらにこのサラー像は、SNSでも広まりを見せ、「なんで頭でっかち?」や「途中で材料が尽きたんだろう」、「なんで身体が8歳児の体型なんだ?」といった作品を揶揄するコメントが相次いだ。
そして、『The Sun』は、この作品を評する極めつけの言葉として「ツイッターで見つけた」という、とあるユーザーのコメントを紹介した。
「作者は悲しむかもしれないが、あるユーザーはツイッターでこう言っている。『このサラーの像はC・ロナウド像の10倍も最悪だ』と」
C・ロナウド像は、あまりの不人気ぶりに取り壊され、後に作り直されたが、果たして、サラー像はどうなってしまうのだろうか? その行方に注目だ。