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ベルギーで「大津高校ダービー」が実現!? オイペンの豊川雄太とセルクル・ブルージュの植田直通が今夜対決

カテゴリ:海外日本人

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年10月31日

ともに大津高校から鹿島アントラーズに入団

前節、オイペンで今シーズン3点目となるゴールを決めた豊川。植田は直近2試合(アンデルレヒト、コルトレイク戦)で先発起用されている。 (C) Getty Images

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 ジュピラーリーグ(ベルギー1部)第13節で、豊川雄太が所属するオイペンと植田直通が所属するセルクル・ブルージュが対戦する。10月31日(現地時間)にオイペンのホームで行なわれるこの試合で、日本人対決は実現するだろうか。

 実はこのふたりは熊本県出身で、大津高校(2010-2012年)ではともにプレーした同級生。2013年には、揃って鹿島アントラーズに入団している。2年目からはともにリーグ戦に出場する機会が増えたが、その後は違う道を歩んでいる。

 先にレギュラーを掴み取ったのは植田で、CBの一角として鹿島の守備を支え、昌子源とコンビを組んだ2016年にはリーグ優勝と天皇杯優勝、2017年にはゼロックススーパーカップ優勝に貢献。若くして国内屈指のCBと高く評価された。

 最終メンバーに選ばれるも本大会では出番のなかったロシア・ワールドカップの後、植田はセルクル・ブルージュに移籍。旅立ちの際には、「今回のW杯をベンチから見て、世界の舞台で戦う選手たちと勝負するためには、もっともっと成長しなくてはいけないという思いを強くしました」とのコメントを残している。

 一方の豊川は、2015年から鹿島での出場機会が減り、翌年に出場機会を求めてJ2のファジアーノ岡山へレンタル移籍。レギュラーで出場し続けていたが、2017年には「海外でプレーすることは小さい頃からの夢で、言葉や生活を含めて、いつか厳しい環境に身を置いてサッカーをやりたいと思っていました」と、オイペンに完全移籍した。

 豊川は加入1年目のシーズン、最終節で途中出場ながら3ゴール1アシストという驚異的な結果を残してチームを1部残留に導き、文字通り“救世主”となった。オイペンとの契約は2020年6月まで延長され、現在もレギュラーとしてリーグ出場を続けている。

 年代別代表にもともに選ばれ、AFC U-23選手権大会(2016年)では優勝も経験したふたりが、日本ではなく、ベルギーの地で対戦することになった。同郷にして同級生、そして古巣を同じくするふたりの間には、ともにベルギーに渡ってからも交流があり、豊川の誕生日には植田が駆け付けたという。

 ベルギーの地元紙では、ふたりとも先発出場が予想されている。自らを高めたいと選んだ地で、「同級生対決」は実現するだろうか。試合は日本時間4時30分にキックオフの予定だ。
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