「正直に言えば“ゴミ”同然だった…」 中村俊輔の元同僚FWが中国クラブ在籍時の苦労を衝撃告白

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年10月28日

「スキャンダラスな食事ばかりだった…」

中国から復帰した後は、スコットランドの下位チームを転々としているライオダン。そのキャリアを考えれば、中村俊輔とプレーしたセルティック時代が最盛期だったかもしれない。 (C) Getty Images

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 大金を稼ごうと海外から中国リーグへ。いわば“出稼ぎ”のために移籍を選択する選手は少なくない。しかし東アジアでの挑戦は、欧米列強国からやってくる選手たちにとって、決して楽なものではないようだ。

 かつて中国でプレーした元スコットランド代表FWデレク・ライオダンが、英国メディア『Open Goal』において、その苦悩の日々を赤裸々に告白した。

 現在35歳のライオダンは、地元スコットランドでは名の知れた点取り屋であった。2001年にハイバーニアンでプロキャリアをスタートさせると、2007年1月にセルティックへ移籍。当時在籍していた中村俊輔らとともに、国内リーグとカップ戦の2冠達成に貢献した。

 この活躍ぶりが評価されてスコットランド代表にも招集されたライオダンが、中国へ赴いたのは、ハイバーニアンに戻っていた2011年11月のこと。当時、中国リーグで上位を争っていた陝西宝栄(現在の北京人和)に移籍した。

 しかし、そこでライオダンは極端な不振に陥ってしまう。そして、わずか9試合(1ゴール)に出場したのちに契約を破棄され、半年足らずで母国のセント・ジョンストンへと舞い戻ることとなった。

 一体なぜ、彼は中国で不振に陥ったのか? 「今思えば、中国リーグへの移籍は酷い決断だった」と当時を回想するライオダンは、その理由として「スキャンダラスな食べ物ばかりだった」と、環境面の劣悪さを挙げた。

「正直に言えば、僕は常に、飢えに飢えていたよ。飲み物も含めて、口にするものが酷かったからね。なんというか、スキャンダラスなものばかりだったんだ。向こうのチームメイトには、よく夕食に連れて行かれたけど、とにかく飢えたよ。同僚のファビオ・フィルマーニもそうだった。彼も、食事にはこりごりしていたね。

 仕方がないから、僕らはいつも、プレーンなパスタにトマトソースとパルメザンチーズをかけて食べることしかできなかった。毎晩だよ? それは辛いものさ(笑)。 それで夜は飢えたまま、裸でプールに行くだけ。食べるものは得られず、酒もなかった」

 さらにライオダンは、純粋なサッカーの環境面についても言及し、ここでも「酷かった」と繰り返した。

「サッカーの面でも酷かった。ピッチは芝が長すぎて、雨が降れば、あっという間に大きな水たまりができる。フィジオセラピストもいないから、怪我をしたときには鍼治療をするだけさ。僕は5か月間で3人の監督の下でプレーしたよ。彼らは、リーグ戦で2位にいたのに解雇されたんだ。そして僕も、5か月間で退団することになった」

 彼が中国にいたのは約7年前と、現在のように世界でも指折りのスタープレーヤーが数多く在籍していた時期ではないため、今の中国リーグと比較しきれない部分もある。しかし、2017年1月から約1年間だけ上海申花に在籍していた元アルゼンチン代表FWカルロス・テベスもそうであったように、食事や環境に苦労する選手は今も少なくない。

 中国を散々にこき下ろしたライオダンは、取材の最後に「中国行きを後悔しているか?」と問われ、そこでも辛辣に締め括っている。

「ああ、当然さ。正直に言えば、中国でのプレーや生活は、ゴミみたいなもんだった」

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