選手・監督 寸評／採点
※週刊サッカーダイジェスト8.5号（７月23日発売）より
 
【大宮】
［GK］
21江角浩司　5.5　
３失点はいずれもノーチャンス。後半は数度の好セーブで得点を許さなかった。
［DF］
30 渡部大輔　5.5　
マークを外した３失点目以外は及第点。左に移った後半は躍動した。
2 菊地光将　5.5　
要所での潰しはさすがの一言も、序盤はチームを落ち着かせられず。
27 今井智基　5.5　
４バックで力を出せず。布陣変更の後は思い切りの良さが目立った。
17 高橋祥平　5.5　
左サイドから３失点。後半は２得点に絡み、攻守に持ち味を発揮。
［MF］
4 橋本晃司　5.5　
攻守でパッとしなかったものの、後半は上手くボールを散らした。
22 和田拓也　5.5　
バランス維持に苦心。スペースを埋め切れず、相手に自由に使われた。
10 渡邉大剛　6　
最後まで、動きは衰えなかった。後半の大攻勢を陰から支える。
28 富山貴光　5　
攻守で目立った点なし。中途半端な守備で、何度もピンチを招いた。
41 家長昭博　5.5　
全得点に絡むも、輝きは限定的。持ち味を半分ほどしか見せられず。
［FW］
11 ズラタン　6　
反撃の口火を切る得点も前半はボールを収められずに攻撃が停滞。
［交代出場］
FW 8 ムルジャ　7.5　
闘う気持ちをチームに注入。前線の基点となり、貫録の２ゴール。
MF 5 カルリーニョス　-　
引き気味のポジショニングも、途中で修正した。動きは今ひとつ。
MF 38増田誓志　-　
あまりに時間がなく、流れに乗り切れないまま試合終了を迎えた。
［監督］
大熊清　5.5　
前半のお粗末さを、ムルジャ投入と後半の布陣変更で挽回した。
 
【広島】
［GK］
1 林卓人　5.5　
好守は何度かあったが、同点に追い付かれてしまったのは痛恨だ。
［DF］
33塩谷司　5.5　
強さを見せるもズラタンとムルジャを最後まで抑え込めなかった。
5 千葉和彦　5　
丁寧な捌きで、大宮の左サイドを攻略。後半の乱調ぶりが悔やまれる。
4 水本裕貴　6　
対面した相手をしっかり完封。１対１で激しさと強さを発揮した。
［MF］
27 清水航平　6　
右サイドを見事に切り崩し２アシスト。クロスの精度が高かった。
6 青山敏弘　-　
腰痛を堪えて出場もすぐに交代。枠を余計に使った感は否めない。
8 森﨑和幸　6　
局面を動かすパスで、存在感を発揮。組み立ての質は格別だった。
16 山岸智　5　
大きなインパクトを残せず。左サイドはついぞ、機能しなかった。
9 石原直樹　6.5　
１得点・１アシストを記録。試合を通して自身の武器をアピール。
10 髙萩洋次郎　6　
スペースに頻繁に顔を出し、守備を崩す。後半は評価を落とした。
［FW］
11 佐藤寿人　7　
エースとして２得点。通算140ゴールとなりカズの記録を抜いた。
［交代出場］
MF 30 柴﨑晃誠　5.5　
青山の故障で緊急出場となったが、パス出しは十分に合格ラインだ。
MF 7 森﨑浩司　5.5　
１点リードの場面で投入されたが、試合を落ち着かせられなかった。
FW 22 皆川佑介　-　
与えられた時間は多くはなかったが、ポテンシャルの高さを示す。
［監督］
森保一　5　
怪我のあった青山を先発させ、後半は混乱したチームを修正できず。
 
［試合内容］
大宮は開始早々に先制点を奪われると、その後もスペースを広島に使われ続けて、前半だけで３失点。しかし、後半の布陣変更で流れを引き寄せる。積極的なプレーで広島を慌てさせ、ムルジャの２得点などで勝点１を奪い取った。