現地時間８月31日、ドイツ２部のハンブルクは、オーストリア王者のレッドブル・ザルツブルクから韓国代表FWのファン・ヒチャンを獲得したことを発表した。契約は１年の期限付き移籍になるという。
現在22歳のファン・ヒチャンは、2016年１月にKリーグの名門、浦項スティーラーズの下部組織からザルツブルクへ加入した。
入団後、京都サンガから同期加入していた奥川雅也とともに、ザルツブルクのセカンドチームにあたるオーストリア２部のFCリーフェリンクへ期限付きで移籍し、研鑽を積んだファン・ヒチャンは、わずか半年でトップチームに引き上げられると、日本代表FWの南野拓実とポジションを争いながら、公式戦86試合で29ゴールを挙げるなど活躍を見せていた。
奥川雅也、南野拓実ともプレーした点取り屋
ハンブルクでは、元日本代表DF酒井高徳、日本代表MF伊藤達哉とチームメイトになるファン・ヒチャン。先のロシア・ワールドカップにも出場した点取り屋に、同クラブは公式サイトで「国際レベルで高い質を証明してきた選手。欧州の市場で多くの獲得希望があったなかで、我々ハンブルクが射止めた」と、期待を寄せている。
現在、インドネシアで行なわれているアジア大会に出場中のファン・ヒチャンは、グループリーグ２戦目のマレーシア戦（●１-２）で敗れた際、怒りのあまり、相手選手や主審と握手せずにベンチへ向かおうとしたため、韓国のサポーターからも大バッシングを受け、物議を醸していた。
しかしそうした一面は、彼の負けず嫌いを象徴しているとも言える。はたして、韓国の俊英FWは、古豪ハンブルクを１年で１部リーグに復帰させることができるか？ なお、チームへの合流は、９月１日に行なわれる日本代表とのアジア大会決勝後の予定だ。
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