「3位の座だけは絶対に勝ち取らなければ」
またしても韓国女子代表の悲願達成はお預けとなった。
火曜日に行なわれたアジア大会・サッカー競技で、韓国は宿敵日本との準決勝に臨み、1-2で敗れ去った。先制点を奪われるも終始試合の主導権を握り、68分に追いついて一気呵成に畳みかけたかったが……。逆に86分、オウンゴールを献上して万事休す。このアジア大会は5大会連続でベスト4敗退という憂き目に遭い、ワールドカップやアジアカップを含めたすべてのメジャー大会で一度も、韓国女子代表は決勝進出を果たせていない。選手たちの多くは人目も憚らず、大粒の涙をこぼした。
悲嘆に暮れる仲間を励まして回っていたのが、同点ヘッド決めたMFイ・ミナだ。実力と美貌を兼備するINAC神戸レオネッサのプレーメーカーは、日韓戦で圧巻のパフォーマンスを披露。チャンスを導くキーパスを幾度となく決め、献身的なフォアチェック、惜しみないフリーランで攻撃に幅と厚みを加えたのだ。その存在感は、INACの同僚である日本のFW岩渕真奈、MF中島依美、DF鮫島彩らを凌ぐほどだった。
火曜日に行なわれたアジア大会・サッカー競技で、韓国は宿敵日本との準決勝に臨み、1-2で敗れ去った。先制点を奪われるも終始試合の主導権を握り、68分に追いついて一気呵成に畳みかけたかったが……。逆に86分、オウンゴールを献上して万事休す。このアジア大会は5大会連続でベスト4敗退という憂き目に遭い、ワールドカップやアジアカップを含めたすべてのメジャー大会で一度も、韓国女子代表は決勝進出を果たせていない。選手たちの多くは人目も憚らず、大粒の涙をこぼした。
悲嘆に暮れる仲間を励まして回っていたのが、同点ヘッド決めたMFイ・ミナだ。実力と美貌を兼備するINAC神戸レオネッサのプレーメーカーは、日韓戦で圧巻のパフォーマンスを披露。チャンスを導くキーパスを幾度となく決め、献身的なフォアチェック、惜しみないフリーランで攻撃に幅と厚みを加えたのだ。その存在感は、INACの同僚である日本のFW岩渕真奈、MF中島依美、DF鮫島彩らを凌ぐほどだった。
代表チームの躍進を支えてきた27歳。試合後のミックスゾーンに現われると、気丈にこう話した。
「なんとしてでも決勝に辿り着きたいと思っていたし、チームの誰もが全力でプレーしました。でも待っていたのはまたしても悲しい結末でしたね。試合が終わった瞬間はあまりにも悲しくて、言葉が出ませんでした。とくに後半は絶対に追いつけると信じていて、実際に追いついたまでは良かったんですが……。ただ、うつむいていては前に進めない。私たちにはまだもう1試合残っていると、ほかの仲間たちには言いました。かならずメダルを獲って帰るんだと。3位の座だけは絶対に勝ち取らなければ」
過去2大会で3位入賞を果たしている韓国。台湾との3位決定戦に勝利すれば3大会連続でのメダル獲得となる。日本戦の惜敗を糧とし、史上最強の韓国女子代表チームはさらなる飛躍を遂げるか。メンタルリーダーであるイ・ミナは、すでに前を見据えていた。
「なんとしてでも決勝に辿り着きたいと思っていたし、チームの誰もが全力でプレーしました。でも待っていたのはまたしても悲しい結末でしたね。試合が終わった瞬間はあまりにも悲しくて、言葉が出ませんでした。とくに後半は絶対に追いつけると信じていて、実際に追いついたまでは良かったんですが……。ただ、うつむいていては前に進めない。私たちにはまだもう1試合残っていると、ほかの仲間たちには言いました。かならずメダルを獲って帰るんだと。3位の座だけは絶対に勝ち取らなければ」
過去2大会で3位入賞を果たしている韓国。台湾との3位決定戦に勝利すれば3大会連続でのメダル獲得となる。日本戦の惜敗を糧とし、史上最強の韓国女子代表チームはさらなる飛躍を遂げるか。メンタルリーダーであるイ・ミナは、すでに前を見据えていた。