バルセロナは先日、一時はボルドーとローマが移籍で合意を発表したブラジル人FWのマウコムを獲得した。移籍金は4100万ユーロ（約53億3000万円）で、100万ユーロ（約１億3000万円）のボーナスが加わると発表されている。

　スペイン紙『Marca（マルカ）』は７月27日、歴史的にバルセロナで活躍した選手にブラジル人が多く、1993年のロマーリオ獲得以降、これまで５億4300万ユーロ（約705億9000万円）を費やしてきたと報じた。

　確かに、バルセロナはロマーリオを皮切りに、ロナウド、リバウド、ロナウジーニョ、そして最近ではネイマールと、ブラジル人選手がスターとしてチームの顔になってきた。

　現在のチームにも、１月にリバプールからクラブ史上最高額で獲得したフィリッペ・コウチーニョがいる。そこにこの夏、アルトゥールとマウコムも加わった。マルカ紙は、３選手の獲得だけでバルサが１億9200万ユーロ（約250億円）を投じたと伝えている。

　バルサが獲得してきたブラジル人選手と、その移籍金額は以下の通り。

ロマーリオ：270万ユーロ（約３億5000万円）
ジオバンニ：600万ユーロ（約７億8000万円）
ロナウド：1500万ユーロ（約19億5000万円）
リバウド：2400万ユーロ（約31億2000万円）
ソニー・アンデルソン：2600万ユーロ（約33億8000万円）
ファビオ・ロッケンバック：1400万ユーロ（約18億2000万円）
ジェオバンニ：2000万ユーロ（約26億円）
ロナウジーニョ：2500万ユーロ（約32億5000万円）
シウビーニョ：200万ユーロ（約２億6000万円）
ベレッチ：400万ユーロ（約５億2000万円）
エジミウソン：800万ユーロ（約10億4000万円）
エンリケ：1000万ユーロ（約13億円）
ダニエウ・アウヴェス：3600万ユーロ（約46億8000万円）
マクスウェル：450万ユーロ（約５億9000万円）
ケイリソン：1400万ユーロ（約18億2000万円）
アドリアーノ：950万ユーロ（約12億4000万円）
ネイマール：8800万ユーロ（約114億4000万円）
ドウグラス：400万ユーロ（約５億2000万円）
マルロン・サントス：600万ユーロ（約７億8000万円）
パウリーニョ：4000万ユーロ（約52億円）
コウチーニョ：１億2000万ユーロ（約156億円）
アルトゥール：3100万ユーロ（約40億3000万円）
マウコム：4100万ユーロ（約53億3000万円）

　もちろん、大金を投じたからといって、それに見合う活躍を残せるとは限らないことは歴史が物語っている。この夏、新たにバルサのユニホームを着ることになったアルトゥールやマウコムは、その期待に応えるだけのパフォーマンスを見せられるだろうか。